岡山整体リソルのこうきです。
今回は側弯症に対するアプローチについて解説します。
側弯症という言葉を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、これは背骨が生まれつき、もしくは後天的に成長の過程で横に倒れてしまう症状のことを指します。
側弯の程度が軽い場合は、手術などせずに様子見で進める保存療法が推奨されます。
しかし、側弯症が強い場合は、背骨の中にボルトを入れたり、骨盤から脇の下まで固定する広範囲のコルセットをつけたり、肋骨を切除してバランスを取る手術をすることもあります。
今回は、側弯症に対する具体的なアプローチについてお話しします。
お客様でも多くの方が来られるので、どのようにアプローチをしているのかご紹介しますね。
側弯症のポイントは背骨の回旋
側弯症の改善のポイントは、背骨の回旋にあります。
前に倒す屈曲、体を反らす伸展、体を左右にひねる回旋、体を横に倒す側屈です。
この6方向の動きが重要です。
側弯症では、単に側屈だけでなく、背骨の回旋も大きな影響を与えます。
側弯症のアプローチでは、背骨の回旋を取り除くことが重要です。
私は呼吸を大切にしています。
例えば、左肩を下げて骨盤を近づけるように側屈してみてください。
その状態から右肩を前に出すイメージで回旋します。
これが側弯症の背骨の状態です。
この状態で深呼吸してみると、左の肋骨が潰れて空気が入りにくい状態になります。
呼吸を使って肋骨の左右差を整えることが、側弯症の改善に役立ちます。
呼吸でアプローチするときのポイント
側弯症のアプローチには、呼吸を通じて肋骨の動きを整える方法があります。
1日に2万回以上呼吸をするため、そのアンバランスが癖づくと、そのまま続く可能性が高いです。
呼吸の感覚をつかむことで、エクササイズの効果も高まります。
呼吸のアプローチを行う際には、対象者、つまりお客様にしっかりと動きの感覚を掴ませることが非常に重要です。
なぜなら、呼吸というものは1日に2万回以上行われているため、アンバランスな状態が癖づいてしまうと、そのまま続いてしまう可能性が高いからです。
呼吸のエクササイズを行うことで、肋骨のねじれを整えることができ、結果的に背骨もまっすぐになります。
もちろん、完全にまっすぐにならない場合もありますが、側弯の癖を修正し軽減させることができます。
おわりに
今回のブログでは、側弯症に対するアプローチ方法についてお話ししました。
主なポイントは次の通りです。
1・側弯症の改善には背骨の回旋が重要
側弯症は背骨の側屈だけでなく、回旋も大きな影響を与えるため、回旋を取り除くアプローチが重要です。
2・呼吸を使ったアプローチ
呼吸を通じて肋骨の左右差を整えることで、側弯症の改善に役立ちます。
3・日々のストレッチの重要性
肋骨の動きの感覚を日々のストレッチで掴むことが、背骨の左右差を整え、体のパフォーマンスを向上させる手助けになります
この方法は、側弯症だけでなく、肩の高さの違いや体の左右差の改善にも役立ちます。
ぜひ、日々のストレッチやエクササイズで実践してみてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!