肩こり、腰痛、背中の痛み…
こういったお悩みで来られる方って本当に多いんです。
「姿勢が悪いんじゃないか」「歩き方を直したい」と感じて相談に来てくださるんですけど、実はその奥に”過緊張”っていう見えにくい原因が隠れていることがあるんです。
今回は先日来られたお客様のケースがまさにこれに当てはまっていたので、そちらをもとにお話ししていきますね。
背骨のS字カーブがなくなっていた
そのお客様のお悩みは、肩こり・腰痛・背中の痛み。姿勢が悪いんじゃないかということと、歩き方も治していきたいというご相談でした。
まず姿勢をチェックさせてもらったんですけど、気になったのは脊柱のカーブが全体的に少なかったこと。背骨って横から見るとS字のカーブを描いているんですけど、それがかなり直線的になってしまっていたんですよね。
普段の生活や仕事で長時間同じ姿勢が続くことで、首肩や腰に負担が蓄積して痛みが出てしまっていたわけです。
動きで痛みが出ない=筋肉や関節のエラーではない
次に動作のチェックをしていったんですけど、前屈や回旋、首の屈曲やひねりなど、いろいろ動かしてもらっても痛みは誘発されなかったんですよね。
ここがポイントで、もし筋肉に強い硬さがあったり関節の動きが悪かったりすれば、何かしらの動作で痛みが出るケースが非常に多いんです。
それがなかったということは、筋肉や関節そのもののエラーではなく、負担の蓄積による慢性的な問題
つまり過緊張の可能性が高いというサインなんですよね。
呼吸の浅さ・睡眠の質・昔からの癖がつながっていた
じゃあなぜ過緊張があると判断したのか。
まず呼吸が非常に浅かったんです。そして睡眠の質も悪かった。
さらにお話を聞いていくと、昔ピアノをされていたそうなんですけど、ピアノって脱力しながら指を滑らかに動かすことが大事なわけじゃないですか。ただ、先生にも「力が入りっぱなし」とよく言われていたんですって。
昔からの癖で力が入りやすい → 呼吸が浅くなる → 背骨がストレート化してしまう → 仕事や生活の中で慢性痛として表面化する。
こういう流れだったんですよね。
姿勢を治す前に、まず呼吸を整える
このお客様の相談としては姿勢の改善と慢性的な肩こり・腰痛だったので、もちろんそこにアプローチしていくことは大事なんです。
ただ、力を入れる・抜くっていうスイッチの切り替えができない状態のままだと、日常生活の中でまた悪い癖に戻ってしまうんですよね。
呼吸って1日2万〜3万回しているって言われているんですけど、それが浅く速いものになってしまうと、それだけで首のしんどさって作られてしまいます。
なので僕の進め方としては、まず呼吸をきちんとできるようにしましょうというお話をしました。
呼吸がしっかりできるようになると、胸椎のカーブが出てきたり、肋骨が動くようになってくれる。そうすると横隔膜やお腹のインナーマッスルが使えるようになって、そこから肩こり・腰痛の変化をチェックしていくという流れです。
実際に施術で筋肉の調整と呼吸のアプローチをしたところ、「力を抜いて動かせるのがこんなに楽なんや」としっかり変化を感じてくださいました。
変化が出にくい方は”過緊張”を疑ってみて
肩こりや腰痛、姿勢の悪さって自覚しやすいんですけど、過緊張ってなかなか自分では気づきにくいところなんですよね。
なかなか改善しないなという方は、この過緊張をまずチェックしてみてほしいなと思います。
過緊張を修正するために重要なのは、睡眠・食事・呼吸の3ステップ。
ここを整えてあげることで体は着実に変わっていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

