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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

過緊張を運動で改善する方法|呼吸から始める段階的アプローチと続けるコツ

首や肩がいつもガチガチ、なんだか体がリラックスできない…そんな「過緊張」の症状に心当たりはありませんか?

「運動した方がいいのはわかるけど、それ自体がプレッシャーになってしまう」という方も多いのではないでしょうか。今日は、無理なく一歩ずつ進められる運動のアプローチと、過緊張に運動が効く理由をお話しします。

目次

過緊張が起こる本当の原因

過緊張には単一の原因ではなく、いくつもの要因が重なって起こります。

  • ストレスの蓄積:仕事や人間関係など、日々のストレスが体に溜まっていく
  • 呼吸が浅くなること:緊張や集中で無意識のうちに呼吸が浅くなりがち
  • 姿勢の悪さ:デスクワークなどで特定の筋肉に負担がかかり続ける
  • 運動不足:体を動かす機会が少ないと筋肉が硬くなり血行も滞る

こうした要素が積み重なると、筋肉はこわばりやすくなり、さらに呼吸は浅くなる…という悪循環に入ってしまうんです。

なぜ運動が過緊張に効くのか

最終的なゴールとして「運動を続けていくこと」が重要になる理由は、運動にはいくつものメリットがあるからです。

血流改善と筋肉の質向上

体を動かすことで血流が良くなり、筋肉の質が改善されます。硬くなった筋肉に酸素や栄養がしっかり届くようになるんですね。

自律神経が整いやすくなる

特にストレッチやヨガのような運動は、自律神経のバランスを整えるのに効果的。心身がリラックスしやすくなり、過緊張でこわばった状態から解放されやすくなります。

脳の前頭前野が活性化する

運動により脳の前頭前野という部分が活性化されます。ここは思考や判断、感情のコントロールに関わる大切な場所。この部分の働きが改善すると、ストレスへの対処がうまくなり、ストレスによる過緊張も取り除きやすくなるんです。

段階的な運動アプローチ|呼吸から始めよう

「何をしたらいいのか、何をすれば過緊張に効くのか」気になりますよね。大切なのは段階を踏んで、無理なく進めていくことです。

第一段階:まずは「呼吸」を整える

最初に大切にしてほしいのが呼吸なんです。これからストレッチやヨガを始めようとしても、呼吸が浅いままだと首や肩の力が抜けません。

首や肩に力が入ったままストレッチやヨガをしても、効果が半減するだけでなく、かえって首や肩の負担になってしまう場合もあります。だからこそ、呼吸をきちんと整えてからストレッチやヨガに取り組むことがとても重要なんですね。

「今日は時間がない」という日でも、腹式呼吸だけでも十分効果があります。

第二段階:ストレッチ・ヨガで体をほぐす

ある程度呼吸ができるようになってきたら、ストレッチやヨガを取り入れてみましょう。ゆっくりと体を伸ばしたり、様々なポーズを取ることで、普段使わない筋肉にもアプローチできます。

第三段階:家でできる軽い運動

ストレッチやヨガに慣れてきたら、家の中で足踏みをしたり、ラジオ体操をしてみてください。少しずつ体に与える負荷の幅を広げていくイメージで、レベルアップしていきましょう。

第四段階:外での運動やジム

ある程度体を動かすことに慣れてきたら、外での散歩やランニング、ジムでの運動など選択肢が広がります。有酸素運動がいいのか筋トレがいいのかは人によって違いますし、目標によっても変わってくるので、ここは自分に合うものを見つけていけば大丈夫です。

続けるために一番大切なこと

ここで伝えておきたいのは、「運動を必ずしなければならない」と自分を縛りつけないでほしいということです。

運動を今日できなかったからと自分を責めたり、「今週は2日しか体を動かせなかった」と自己否定に入るのは違います。過緊張は結果的にメンタルにも影響しやすいからこそ、「運動しなきゃ」という思いで自分を追い込まないことが大切なんです。

運動すること自体がプラスになるので、ゼロよりも1で十分。もちろんそれが2、3、4と積み重なれば理想ですが、まず「やれた」という事実に目を向けていきましょう。

完璧を求めすぎないで、「今日はストレッチだけしようかな」という感覚でも全然OKです。のんびりと「運動できる体」を目指していけば大丈夫ですよ。

自分を大切にする丁寧な暮らしを

健康的で丁寧な暮らしって、誰かに見せるためではなく、自分をやさしく扱うことから始まるものだと思うんです。体にも心にも少しずつ余白をつくってあげる感覚が、心身ともに健全な状態につながります。

運動は関節にも筋肉にも神経にも脳にも良い影響を与えてくれます。今運動を頑張っている方は、できたことにもしっかりと目を向けながら続けてくださいね。

まとめ

  • 過緊張は複数の要因が重なって起こる(ストレス・浅い呼吸・姿勢・運動不足)
  • 運動は血流・筋肉・自律神経・前頭前野に働きかけ、過緊張の悪循環を断ち切る
  • 始める順番は「呼吸→ストレッチ/ヨガ→軽い運動→本格的な運動」
  • 完璧を求めず、ゼロより1を積み上げる。できたことに目を向けることが大切

焦らず、一歩ずつで大丈夫。まずは呼吸から整えて、あなたのペースで運動習慣を育てていきましょう。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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