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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

秋の「そわそわして落ち着かない」を解消する方法|扁桃体と自律神経の関係

最近、なんだか理由もなくそわそわして落ち着かない気持ちになっていませんか?

「特別な原因は思い当たらないけれど、なんとなく寂しい感じがする」
「心がざわついて集中できない」

そんな感覚を抱えている方も多いのではないでしょうか。

実は、この秋の時期に多くの方が感じているこの「そわそわ感」には、しっかりとした原因があるんです。今回はこの季節特有の心の不調について、その原因と今日からできる効果的な対処法をお話ししていきますね。

目次

秋にそわそわ感が増える理由とは

この時期になると、お客さんから「そわそわして落ち着かない」「理由はないけど寂しい気持ちになる」といったお話を聞くことが本当に増えました。

この現象には、いくつかの要因が重なっているんです。自律神経の乱れはもちろんですが、夏から秋にかけての気候変動の大きさも関係しています。さらに、冬に向かう季節の変化による心理的な影響、つまり寂しさの感覚が人によってはメンタル的な反応を引き起こし、それが自律神経にも影響を与えているのかなと考えています。

具体的には、以下のような要因が考えられます:

  • 寒暖差による自律神経の乱れ
  • 年末が近づくことによる時間の速さへの不安
  • 日照時間の減少によるビタミンD不足
  • セロトニン分泌量の低下

これらが複合的に作用することで、心と体が敏感になりやすい状態が作られてしまうんですね。

そわそわ感の正体:扁桃体の過剰な活動

そわそわ感の原因を端的にお話しすると、扁桃体の過剰な活動が主な要因だと考えています。

扁桃体というのは、不安や恐怖を察知するための脳の部位なんですが、自律神経の乱れによって過剰に働いてしまう場合があります。つまり、このそわそわ感のきっかけは、扁桃体の過剰な活動に集約されるというわけです。

なぜこの時期に扁桃体が活性化するのか

では、なぜこの季節に扁桃体が活性化してしまうのでしょうか。先ほどお話しした自律神経の乱れもそうですが、自律神経の乱れを深掘りすると、寒暖差の影響もあるかもしれません。

また、年末が近づいてきたことによる時間の速さに対する不安感も影響している可能性があります。さらに見落としがちなのが、日光の影響です。夏から秋、冬にかけて日差しが弱くなってくると、ビタミンDがうまく生成できなくなったり、セロトニンがうまく分泌できずにセロトニン量が減ってしまったりします。

これらの要因が重なることで、扁桃体が過敏に反応しやすい状態になってしまうんですね。

扁桃体の過剰な活動を抑える4つの対処法

では、扁桃体の過剰な活動を抑え、そわそわ感を解消するために何をしたらいいのでしょうか。具体的な方法をご紹介していきます。

部屋の掃除で前頭前野を活性化

これ、めっちゃおすすめなんです。部屋の掃除をするときって、皆さん経験があると思うんですが、ある程度順序立ててやりますよね。

まずは大きいものから移動させて、次に掃除機でゴミを吸って、細かい拭き掃除は最後にしようかなとか、皆さんなりの工程があると思います。

この工程を考えること自体に、脳的なプラスの働きがあるんです。計画性をつかさどる前頭前野という部分が活性化するので、前頭前野が働きを取り戻してくれれば、扁桃体の働きが落ち着いてくれます。結果として、そわそわ感や不安感にも対処ができるというわけです。

散歩や読書でリフレッシュ

散歩に行くのもすごくおすすめですね。外の空気を吸いながら歩くことで、自然と心が落ち着いてきます。また、読書をしてみるのも効果的です。

友達との会話を楽しむ

友達と話をするのもいいですね。別に、そわそわする感じや寂しい感じを打ち明ける必要はないので、とりあえず仲良しな人と話をしてみるというのもありだと思います。

デジタルデトックスを心がける

この時に注意したいのが、スマホのショート動画はあまりおすすめしないということです。デジタルに頼った方法よりも、散歩のような古来からできていた方法でリフレッシュしてあげてほしいなと思います。

栄養面からのアプローチ:ビタミンDの重要性

個人的におすすめなのが、ビタミンDの摂取です。

この日差しが少なくなってくる時期に、ビタミンDが不足してしまうわけです。ビタミンDは間接的に脳の幸せホルモンなんですね。セロトニンを作るためのサポートをしてくれるし、ストレス対処のためのコルチゾールをうまくさばくためにも働いてくれます。

ビタミンDの摂取方法

おすすめは食事で摂れれば理想なんですが、魚などに豊富に含まれているものの、毎日摂るのは難しいですよね。そんな方には、ビタミンDのサプリメントがおすすめです。そこまで高いものではないので、この秋から冬にかけての日差しが少なくなる時期に摂取してあげるといいんじゃないかなと思います。

ビタミンDは日光によって活性化されるので、日差しが分泌するためのトリガーになるんですが、日差しが少なくなってくるとビタミンD自体が不足してしまいます。

冬季うつとの関係

冬の時期のうつ病ってあるじゃないですか。それは結局ビタミンDがうまく作れないから起きてしまうということも言われているので、栄養からアプローチをするとしたらビタミンD、これちょっとおすすめかなと思います。

摂取時の注意点

ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、摂りすぎには気をつけてあげてほしいなと思います。皆さんの体格や生活習慣によって、このビタミンDがどれくらい摂れるかは違ったりするので、摂りすぎれば効いてくれるものではないので、適切にうまく付き合っていくのがあ良いかなと思います。

心穏やかな秋を過ごすために

そわそわして落ち着かない感覚は、決して珍しいことではありません。この季節の変化に伴う自然な反応として、多くの方が経験されているんです。

大切なのは、その原因を理解して、適切な対処法を実践することです。部屋の掃除から始まり、散歩や読書、そして栄養面でのサポートまで、様々なアプローチがあります。

全部を一度に試す必要はありません。まずは自分にとって取り組みやすいものから始めてみてください。扁桃体の過剰な反応は、適切なケアによってちゃんと落ち着いていきます。

焦らずに体とメンタルを大切にしてあげてください!

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柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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