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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

ポリヴェーガル理論でわかる自律神経の仕組み|不安・倦怠感・ストレス改善のヒント

朝起きても疲れが取れない、気分が落ち込む、人と話すのがしんどい…。

そんなとき「自律神経が乱れているのかな?」と感じる方も多いのではないでしょうか。

今日は、自律神経を理解するうえで役立つ「ポリヴェーガル理論」について、わかりやすく解説していきます。

普段の生活の中で「自分は今どの状態なのか?」を知るだけでも、心と体を楽にするヒントになります。

目次

自律神経は2つだけじゃない?ポリヴェーガル理論の考え方

一般的に自律神経は「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」の2種類とされています。

しかしポリヴェーガル理論では、さらに細かく3つに分けて考えます。

1. 腹側迷走神経(リラックス・交流モード)

・人と安心してコミュニケーションがとれる
・気持ちも安定し、リラックスできる
・食欲や消化もスムーズに働く

最も理想的な状態で、私たちが健やかに暮らすうえで土台となります。

2. 交感神経(戦う・逃げるモード)

・ストレスでイライラしたり焦ったりする
・睡眠の質が下がり、やけ食いしてしまうことも
・常に体が緊張している

いわゆる「頑張りすぎ状態」です。

3. 背側迷走神経(シャットダウンモード)

・倦怠感や無気力感が強い
・人と話すのもしんどい
・食欲が落ち、夏バテのような状態になる

クマに遭遇したときに「凍りつく」ような反応がこれに当たります。

長く続くと体力・気力の回復に時間がかかるのが特徴です。

自律神経が乱れるとどうなる?

腹側迷走神経がしっかり働いていると、心も体も穏やかに過ごせます。

逆に交感神経や背側迷走神経が強く働きすぎると、次のような不調が出やすくなります。

・睡眠が浅くなる
・イライラが続く
・食欲不振や消化不良
・人との関わりを避けたくなる

「なんだか最近やる気が出ない」「疲れが抜けない」というときは、背側迷走神経が優位になっているサインかもしれません。

今日からできるセルフケア

自律神経を整えるためには「状態に応じたケア」が大切です。

交感神経が優位なとき

・ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
・深呼吸やストレッチで緊張をほぐす
・スマホを長時間見ない

背側迷走神経が優位なとき

・短時間でも人と話してみる
・日記などで自分の気持ちを言葉にする
・消化のよい食事を心がける

小さな一歩でOKです。無理をせず、少しずつ「安心できる交流」を増やしていくことが回復につながります。

まとめ:自分の状態を知ることが回復の第一歩

ポリヴェーガル理論は「自律神経はコミュニケーションのために進化した」という考え方に基づいています。

リラックスして交流できる腹側迷走神経の状態を目指すには、まず自分がどの状態にあるのかを知ることが大切です。

イライラしているときは交感神経、無気力なときは背側迷走神経が働いているサイン。

状態に気づいてセルフケアを続ければ、少しずつ体も心も回復していきます。

「今の自分はどの状態かな?」と振り返る習慣を持つことを意識してみてください!

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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