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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

耳鳴りがなかなか治らない人へ|姿勢と頭への血流の関係について

今日は「耳鳴り」について、整体的な視点からお話していきます。

肩こりや腰痛に比べると、耳鳴りでお悩みの方は少ないかもしれません。

ですが、一度悩まされると、日常の集中力や睡眠にも影響するくらい、つらい症状ですよね。

僕が整体の現場で耳鳴りにアプローチする時、特に注目しているのが「血流」と「姿勢」、そしてそれらに関係する神経や筋肉の状態です。

目次

耳鳴りの背後に隠れる「血流の問題」

耳鳴りにはさまざまな原因がありますが、中でも重要なのが「椎骨動脈」の血流低下です。

椎骨動脈は、首の骨のトンネルのような部分(椎孔)を通って脳に血液を送る、非常に大事な血管。

この血管が圧迫されると、脳への酸素や栄養が不足し、耳の奥(内耳)や耳に関係する神経の働きにも影響が出てくると考えられています。

その結果として、耳鳴りや頭痛といった症状が現れることがあります。

椎骨動脈を圧迫しやすい「ある姿勢」

特に気をつけたいのが、首を反らせてひねった姿勢。たとえば、デスクワーク中に頭が前に出て、顎が上がり、モニターが横にあることで顔が左右どちらかを向いた状態。

この「頚椎の伸展+側屈+回旋」が合わさる姿勢は、椎骨動脈がもっとも圧迫されやすい状態なんです。

さらに、猫背や反り腰があると、頭が前に出やすくなり、よりその姿勢が固定されてしまいます。

「いつも左を向いて仕事してるな…」
「顎が上がったままになってるかも…」

そんな心当たりがある方は、耳鳴りだけでなく、頭痛や集中力の低下にもつながる可能性があります。

耳鳴り改善のために意識したいこと

もちろん、椎骨動脈に直接アプローチすることはできません。

ですが、首まわりの筋肉の緊張をゆるめたり、首の骨のアライメントを整えたりすることで、血流の改善をサポートすることは可能です。

たとえば

・モニターはできるだけ正面に設置する
・首や肩のストレッチをこまめに行う
・頭が前に出ないよう、姿勢を整える
・反り腰や猫背を改善するための体幹のケアを取り入れる

これらを意識するだけでも、耳鳴りや頭痛の改善につながるケースがあります。

耳鳴りは「首の姿勢」から見直そう

耳鳴り=耳の問題と思われがちですが、実際は首や血流、自律神経など、全身のバランスが関係していることも多いです。

もしあなたが、「病院で検査をしても異常がない」と言われたのに耳鳴りが続くようなら首まわりの負担を見直してみてください!

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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