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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

頭が重い・こめかみが張るときの改善法|原因とセルフケアのポイント

今日は「頭が重い」「こめかみが張る」といった不快な症状についてお話しします。

肩こりや首こりと一緒に感じることも多いですが、実は“頭そのもの”のコリや重さを感じている人も少なくありません。

今回は、こうした頭の不快感をどうやって改善するかについて解説していきます。

ぜひ最後までご覧ください!

目次

頭が重い・張る原因は?

まず、なぜ頭が重く感じたり、張ってしまうのかというと、シンプルに“筋肉や筋膜が固くなっているから”です。

たとえば、

  • 前側には眉毛を引き上げる「前頭筋」
  • 横にはこめかみにある「側頭筋」
  • 後ろには「僧帽筋」などが後頭部まで伸びている

こうした筋肉は、手足のようにモリっとした形ではなく、筋膜を通じて頭全体を包むように存在しています。

この筋肉や筋膜が固くなることで、頭皮がピンと張り、頭が重く感じたり、凝っているように感じたりするんです。

特に多い原因は“食いしばり”と“肩こり”

特に注意が必要なのが「食いしばり」です。

食いしばりがあると、顎や側頭筋が強く働き、頭皮や筋膜を引っ張ってしまいます。

また、肩や首がこっている人も多いですが、その原因の一つも食いしばりにあることが多いです。

実際の臨床でも、ほぼすべての食いしばりのある方に肩こりが見られます。

肩がすくみやすくなり、首や後頭部の筋肉が同時に固まってしまうと、筋膜が横や後ろから引っ張られて、頭皮全体が硬くなり、頭の重さにつながります。

姿勢や呼吸も関係する?

頭の不調は、姿勢や呼吸の浅さとも深く関係しています。

たとえば猫背やストレートネックのように、頭が前に出た姿勢になっていると、それだけで首や頭の筋肉が緊張しやすくなります。

結果として、

  • 僧帽筋が固くなる
  • 食いしばりが起きやすくなる

といった悪循環に陥ることもあります。

緊張性頭痛にも要注意

今回は「頭痛」という表現をあえて避けましたが、「緊張性頭痛」に当てはまるケースもあります。

筋膜が硬くなることで、神経が圧迫され、頭痛が出るタイプです。

たとえば、大後頭神経という皮膚の表面に向かう神経が、こめかみや後頭部の筋肉に圧迫されて痛みが出ることもあります。

「締めつけられるような痛み」「圧迫感のある頭痛」を感じる方は、頭皮や筋肉の硬さが関係している可能性が高いです。

セルフケアのすすめ|頭皮マッサージ

ちょっとしたケアで頭の筋肉を緩めることは可能です。

特におすすめなのが、シャンプー時の頭皮マッサージです。

シャカシャカと擦るように洗うよりも、指の腹で揉み込むように洗う方が、

  • 毛穴の汚れが取れやすい
  • 頭皮がやわらかくなる
  • 食いしばりや肩こりが軽減される

といったメリットがあります。

毎日のことなので、意識するだけでも頭の硬さが変わってくるはずです。

さいごに

頭の重さやこめかみの張りを感じる方は、

  • 食いしばりの有無
  • 首・肩のこり
  • 姿勢や呼吸の浅さ

こうした要素に目を向けてみてください。

そして、シャンプーのときには、ぜひ頭皮マッサージを取り入れてみてくださいね。

それだけでも、頭が軽くなったり、こりが和らいだりすることがあります!

ぜひ試してみてください。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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