今日は「誰かに頼るのが苦手」ということが、自律神経にどんな影響を与えるのかについてお話していきます。
「全部自分でやらなきゃ」
「人に頼むのは申し訳ない」
そんなふうに思って頑張りすぎてしまう方、意外と多いのではないでしょうか?
実はそれ、体にとっても心にとっても大きな負担になることがあるんです。
今回は、そんな「頼ること」と「自律神経」の関係を深掘りしていきます。
ぜひ最後までご覧ください!
頼れない性格が自律神経に与える影響
僕が整体の中でよくお話ししている「自律神経」。
これは健康や生命維持において欠かせない存在ですが、最近は「コミュニケーションのツール」としても機能しているのでは?と感じることが増えてきました。
たとえば、人の顔色や表情を見て「この人、体調悪そうだな」と察することがありますよね。それも脳や自律神経が発達した人間だからこそ。
逆に、怒っている人が近くにいれば緊張したり、笑顔の人がいれば安心したりする。そんなふうに、周りの空気を察知する力も、僕たちの体に備わっているんです。
これは人間が「集団で生きる動物」だからこその進化。
つまり、自分の状態をオープンにして、誰かと支え合うことは、生物としてごく自然なことなんです。
頼れない状態は“進化への逆行”かもしれない
それなのに、誰にも相談できず、ひとりで抱え込んでしまうことは、人間としての進化に逆らうような行動ともいえます。
周りの助けをうまく借りながら生きていくことで、自律神経も落ち着いてバランスが取りやすくなります。
でも実際には…
・誰かに頼るのが苦手
・迷惑かけたくない
・弱さを見せたくない
そう思ってしまう方も多いはずです。
僕もずっと“頼るのが苦手な人”でした
ここからは少し僕自身の話をさせてください。
実は僕も、頼るのがめちゃくちゃ苦手なタイプです。
関係あるかわかりませんが、3兄弟の長男として育ってきたことも影響していると思います。
「長男なんだからしっかりしなさい」
「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」
そんなふうに育った僕は、自然と「頼るより我慢する」「自分でなんとかする」ことが当たり前になっていました。
弟たちは上手に人に甘えたり、お願いしたりできていたのに、僕はなかなかそれができず…。
ちょっとしたことでも「俺は大丈夫」「自分でなんとかするよ」と言ってしまうんですよね。
頼ることは“甘え”ではない
でも最近になってやっと思えるようになってきました。
「頼ることは、甘えじゃない」
「頼られることも、嬉しいことなんだ」と。
自律神経を整えるうえでも、人と関わること、安心できる環境をつくることはとても大事です。
一人で頑張りすぎてしまうと、ある日突然パンクしてしまうこともある。
そうなる前に、少しでもいいから誰かに頼ってみる。
それだけで心も体も少し軽くなるかもしれません。
さいごに
僕自身もまだまだ頼るのが得意ではありません。
でも、少しずつリハビリのように、頼る練習をしています。
同じように「頼るのが苦手」と感じている方がいたら、無理のない範囲で大丈夫なので、身近な誰かに少しだけ話してみてください。
それがきっと、自律神経のバランスを整える第一歩になるはずです。
あなたが少しでも安心できる日々を過ごせますように!