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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

脳と体の関係から解説する「姿勢を整える」メリット

「姿勢を良くしたいな」と思いながら、YouTubeでストレッチ動画を見たり、SNSで情報を集めたりしていませんか?

でも、なかなか改善しない。続かない。そもそも自分に合っているのかわからない。

そんなふうに感じている方、実はすごく多いんです。

今回は、姿勢改善を「早めに」「しっかりと」取り組んだ方がいい理由についてお話ししていきます。営業っぽく聞こえてしまうかもしれないんですけど、本当に大事なことなので、ぜひ最後まで読んでもらえたらうれしいです。

目次

姿勢をつくっているのは「脳」だという事実

まず結論からお伝えすると、姿勢をつくっているのは脳なんですよね。

つまり、姿勢の問題は単なる筋肉や骨格だけの話ではなく、脳の機能に深く関わっているということ。この認識を持っておくだけで、姿勢改善への向き合い方が変わってきます。

早めに姿勢を整えることで、脳に「これが正しい姿勢なんだ」とインプットされるんです。逆に言えば、悪い姿勢のまま過ごしていると、脳はそれを「普通の状態」として記憶してしまう。だからこそ、早めの対処が大切なんですよね。

良い姿勢を早く手に入れるメリット

姿勢を早めに整えることで、具体的にどんないいことがあるのか。いくつか挙げていきますね。

関節の可動域が最適化される

施術で姿勢を整える際にも可動域を広げる必要があるんですけど、姿勢が良い状態をキープできると、関節や筋肉の状態が良好に保たれやすくなります。

悪い姿勢のままだと、特定の関節や筋肉に負担が集中し続けるので、どうしても硬くなったり動きが悪くなったりしてしまうんです。

慢性的な不調が起きにくくなる

姿勢の悪さに伴う肩こりや腰痛といった慢性的な不調。これらも、姿勢を整えることで起きにくくなる可能性が高いです。

もちろん、姿勢だけですべてが解決するわけではありません。だから「可能性」という言い方をしているんですけど、間違いなくリスクは下がります。

自律神経の不調も減る可能性がある

姿勢が悪いと呼吸が浅くなりやすいんですよね。呼吸が浅くなると自律神経にも影響が出てきます。

姿勢を整えることで呼吸が深くなり、自律神経系の不調が減る可能性も十分にあるんです。

なぜ「自分だけ」で姿勢改善するのが難しいのか

「YouTubeでいろいろ試してます」「自分でストレッチしてます」という方もいらっしゃると思います。

でも正直なところ、自分で正しく評価して、正しくアプローチして、必要な筋肉を鍛えて、関節の柔軟性を確保する…これってかなり難しいんですよね。

もともと運動習慣があって、姿勢の崩れがそこまで大きくない方であれば問題ないかもしれません。でも、「自分では姿勢がいい」と思っている人でも、実際に見てみると改善点があるケースは結構あります。

姿勢に自信がない方であれば、早めに信頼できる専門家を頼って、しっかりと良い姿勢をつくり上げてほしいなと思います。

SNSの姿勢改善情報が「断片的」である理由

YouTubeやSNSで姿勢改善の情報を発信している人はたくさんいます。僕自身も含めてなんですけど、こういった情報って何かを切り取っているケースがすごく多いんですよね。

「ストレートネック改善にはこれ!」
「猫背改善にはこのストレッチ!」
「反り腰を直すにはこうしましょう!」

こんなふうに、一部分だけを取り上げて紹介しているものがほとんどです。

実際の体は複合的に絡み合っている

でも実際の体って、そんなに単純じゃないんですよね。

猫背とストレートネックが併発していることもあるし、猫背だと思っていたら実は反り腰だったというケースもあります。反り腰を治すにはお腹をしっかり使えるようにならないといけないし、股関節の機能も大事。もっと言うと、歩き方、呼吸、睡眠、栄養…全部が関わってくるんです。

だから、「猫背改善のストレッチ」「巻き肩改善のストレッチ」だけをやって姿勢が改善するかと言われたら、正直難しいんじゃないかなと思います。

これは現代のSNSや情報発信の特性でもあるんですけど、情報に触れやすくなった反面、どうしても断片的なものが増えてしまっているんですよね。

「治してから維持する」のと「しんどさを何とかする」のは全然違う

ここで大事な考え方をお伝えしたいんですけど、姿勢改善にはフェーズがあるんです。

パターン1:しんどさを何とかするためのセルフケア

姿勢が悪い状態のまま、そのしんどさを何とか改善しようとストレッチをする。これが一つ目のパターン。

負担が常にかかっている状態で、その負担を軽減するためのケアをしている状況です。

パターン2:良い状態をキープするためのセルフケア

姿勢を先に整えて、その良い状態を維持するためにストレッチやトレーニングをする。これが二つ目のパターン。

姿勢が直っていくと負担も少なくなるので、ケアの目的が「改善」から「維持」に変わるんですよね。

この二つ、似ているようで全然意味合いが違うんです。僕が勧めたいのは後者の方。先に良い状態をつくっておいて、それを維持するためのトレーニングや生活習慣に力を入れる。こうすることで、持続可能なセルフケアが手に入るんじゃないかなと思います。

姿勢が悪い状態が1年、2年続くと…

姿勢が悪い状態がこれから1年、2年と続くだけでも、関節や筋肉にかかる負担はどんどん大きくなっていきます。

姿勢が良い人と悪い人を比べると、悪い人の方がやっぱり体への負担が大きいんですよね。その負担を取り除くためだけのストレッチになるか、良い状態を維持するためのストレッチになるか。同じストレッチでも、意味合いが全く変わってきます。

まとめ:早めに整えて、持続可能な健康を手に入れよう

姿勢や体の不調を改善したいなら、早めに専門家を頼ることをおすすめします。

たとえば猫背の人であれば、呼吸が浅いことが多いので呼吸のエクササイズが必要になるケースが多いんですけど、そういったものを姿勢改善の過程で身につけていく。その習慣が、良い状態を維持する力になっていくんです。

ぜひ早めの対処をしてあげてくださいね!

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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