今日は「腹式呼吸をすると肩が上がってしまう人」に向けて、呼吸と姿勢の深い関係についてお話します。
リラックスのために腹式呼吸をしているのになぜか肩や首に力が入ってしまう…
そんな経験がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
腹式呼吸で肩がすくむのはなぜ?
腹式呼吸とは本来、お腹を膨らませるように息を吸い吐くときにお腹をへこませる動きです。
この時、横隔膜がしっかり動くことで深く安定した呼吸ができるようになります。
しかし、普段から呼吸が浅い人は息を吸う時にうまく肋骨を広げられず、代わりに肩を持ち上げるような呼吸パターンが染みついてしまっています。
何気なく呼吸をしているつもりでも、実は「首・肩を使った呼吸」になってしまい余計に肩こりを悪化させてしまうんです。
呼吸の浅さは肩こり・首こりの原因に
人は1日に2万回以上も呼吸しています。
肩を持ち上げるような呼吸(胸式呼吸)が習慣化していると、首や肩周りの筋肉に負担がかかり、慢性的な肩こりや首こりの原因になります。
つまり、肩こりの根本改善には姿勢の見直しだけでなく、呼吸の仕方そのものを変えていく必要があります。
正しい腹式呼吸を身につけるために
以下の方法で、自分の呼吸のクセをチェックしてみてください。
1・鏡の前で座り、肩をリラックスさせる
2・息を吸うときにお腹が膨らむか確認
3・息を吐くときにお腹がへこみ、肩が上がっていないか確認
もし、息を吸うときや吐くときに肩がすくんだり、胸に力が入る感覚があれば、普段から呼吸が浅く、胸式呼吸に偏っている可能性があります。
呼吸を整えると、姿勢と自律神経も整う
浅い呼吸は、緊張感やストレスと関係していて、自律神経の乱れにもつながります。
・仕事でストレスを感じやすい人
・眠りが浅い人
・疲れているのにリラックスできない人
このような方には、腹式呼吸の練習がとても効果的です。
特に、首や肩の力を抜いた状態でお腹を使って「吐く」練習を意識することで、自然と体幹が安定し、姿勢も整っていきます。
さいごに
呼吸のクセは自分では気づきにくいですが
肩をすくめてしまう呼吸が習慣化すると、肩こり・首こり・姿勢の崩れ・自律神経の不調へとつながります。
まずは1日数回、鏡の前で腹式呼吸のチェックをしてみてください!