MENU
おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

背中の痛みの原因と改善策|スウェイバックや呼吸との関係に注目

肩こりでも腰痛でもなく、背中の痛みについて。その原因と、具体的な改善策まで詳しくお話していきます。

同じようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ最後までご覧ください!

目次

背中の痛みの原因は3つある

慢性的な背中の痛みには、大きく分けて以下の3つの原因があると考えています。

1・姿勢の悪さ
2・呼吸の浅さ
3・顎を引く・胸を張るなど、間違った意識のクセ

それぞれについて詳しく解説していきます。

1・姿勢の悪さ(特にスウェイバック)

背中の痛みを訴える方に共通して見られるのが、スウェイバックという姿勢です。

これは横から見ると、お腹が前に出て上半身が後ろに倒れているような姿勢。

本来、背骨はS字状のカーブを描いていますが、スウェイバックの人はこのカーブが崩れていて、重力の負担をうまく分散できなくなっているんです。

その状態で長時間のデスクワークや同じ姿勢を続けると、背中に痛みが出てしまいます。

ポイントは、筋肉をほぐすだけで終わらせないこと。背骨本来のカーブを取り戻すための姿勢改善がとても重要です。

2・呼吸の浅さと肋椎関節の動きの悪さ

肋骨と背骨は「肋椎関節」という関節でつながっています。呼吸が浅くなるとこの関節の動きも悪くなり、結果的に背骨の動きも硬くなります。

例えば、猫背の人は肋骨が圧迫されてうまく膨らまず、息が吸いにくくなります。

一方、スウェイバックや反り腰では、肋骨が持ち上がりすぎて、息が吐ききれない状態になります。

その結果、背中の筋肉が縮こまり、背中に詰まり感や痛みが出やすくなります。

呼吸の浅さが姿勢と連動して背中に影響している、ということを知っておいてくださいね!

3・姿勢を意識しすぎることによる緊張

よく「姿勢を正して」と言われると、胸を張ったり、顎を引いたりしますよね。

でも、これが逆効果になることもあるんです。

本来、胸椎(背中)の部分は軽く丸まっているのが理想。過剰に胸を張ったり顎を引く意識を続けていると、この自然な丸みがなくなり、背中の筋肉が常に緊張してしまうのです。

デスクワークをする方には、骨盤を立てて、首を長くする意識だけでOKというアドバイスをしています。

前後の意識よりも、縦の意識を持ってあげたほうが、体にとって自然でやさしい姿勢になります。

背中の痛みを改善するエクササイズとは?

改善の鍵になるのが、「胸郭の動き」です。

胸郭とは、背骨・肋骨・胸骨を含んだ上半身の構造。ここが固くなると背骨のカーブにも悪影響を及ぼします。

おすすめは以下のようなエクササイズ

・キャット&カウなど背骨の動きを整える運動
・仰向けで体をひねるストレッチ
・腹式呼吸で肋骨をしっかり動かす練習

胸郭が柔らかく動くようになると、背骨のカーブも自然と整いやすくなり、背中の負担が減っていきます。

さいごに

今回は「背中の痛み」に特化して、姿勢・呼吸・日頃の意識の3つの視点からお話をしました。

とくにスウェイバックや浅い呼吸、意識しすぎた姿勢が背中の負担につながっていることは見落とされがちです。

背中の痛みを根本から改善したい方は、まずは胸郭と姿勢の見直しから始めてみてください!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

目次