「夜中に何度も目が覚める」
「手足がいつも冷えて眠れない」
そんな悩みを抱えていませんか?
睡眠の質・冷え・自律神経は密接に関係しています。
今回は実際のケースを交えながら、そのつながりと改善のヒントをお伝えします。
当てはまる方はぜひ最後までご覧ください!
睡眠の質が下がると冷えやすくなる理由
質の悪い睡眠が続くと、体は“交感神経優位”の状態になりがちです。
これは常に活動モードでいるようなもので、手足の血管が収縮し、手足への血流が減少します。
血液は酸素や栄養だけでなく「熱」も運びます。
なので血管が細くなると熱が届かず、手足の冷えにつながってしまうのです。
冷えが睡眠を妨げるメカニズム
逆に、冷えがあることで睡眠の質が落ちるケースも多くあります。
寒さを感じると、体は尿を作りやすくするホルモンを分泌。夜中にトイレへ行きたくなり、睡眠が何度も中断されてしまいます。
結果として、一晩を通して熟睡できず、2〜3時間ごとに目がさめるような浅い眠りになってしまいます。
冷え・睡眠改善に必要なポイント
質の良い睡眠を取るためには、手足の血管を広げて血流を確保することが大切です。
・ストレッチや軽い運動で筋肉をゆるめる
・お風呂でしっかり温まる
・熱を作るために十分な食事をとる
基本的な方法ですが、何よりも体とメンタルをリラックスさせることが重要なので、ぜひ試してみてください!
実際の改善例:呼吸と胸郭アプローチ
実際の整体での施術例をご紹介します。
今回の60代女性のケースでは、呼吸の浅さと肩甲骨まわりの強いこわばりが見られました。
胸郭が硬くなると、横隔膜の動きが制限され、深い呼吸ができません。
そこで行ったのは、呼吸のチェックと胸郭の動きを引き出す施術。
特別なテクニックではなく、基本的なアプローチを丁寧に行った結果、リラックスが促され、深く呼吸できるようになりました。
これにより、手足の血流が改善され、睡眠の質も向上したのではないかなと考えています。
点と点が線になる感覚を大事に
冷えや睡眠の質は、ひとつの原因だけで改善することは少なく、複数の要素が絡み合っています。
一つひとつ試しながら、少しずつ体の状態を整えていくことが大切です。
呼吸や胸郭エクササイズは、自律神経や血流改善にもつながるので、ぜひ取り入れてみてください!