「首のこりと背中のハリの原因は“頭板状筋”｜姿勢が悪いと痛みが続く理由とは？」

なんとなく、後頭部のあたりから首、そして背中にかけての張りや重だるさを感じることはありませんか？

「うつむくと首から背中がピリッと突っ張る…」

そんな感覚があるなら、「頭板状筋（とうばんじょうきん）」という筋肉が影響している可能性があります。

頭板状筋って、どんな筋肉？

頭板状筋は、後頭部（頭の後ろ）から首、そして背中の上部（胸椎あたり）につながる筋肉です。

首を後ろに反らしたり、頭を横に向けたりするときに働く、いわば「頭と背中をつなぐ筋肉」。

日常ではスマホを見たり、パソコン作業をしたり、前かがみの姿勢が続くことでこの筋肉がじわじわと固まりやすくなります。

胸椎の硬さも影響する？

姿勢が崩れると、特に「胸椎（背中の中心あたりの背骨）」の動きが悪くなることがあります。

胸椎が硬いと、その分、首や頭を支える筋肉に負担がかかるんですね。

頭板状筋もそのひとつ。

だから、ただ首をもんだりストレッチしたりするだけでは、根本的な改善にならないこともあるんです。

チェックポイントは「うつむき姿勢」

首から背中が突っ張る感じがあるかどうかは、頭板状筋の緊張を見つけるサインのひとつ。

「頭を下に向けたときに首〜背中が引っ張られる感じがある」

そんな方は、ぜひ一度、頭板状筋の状態をチェックしてみてください。

対処法として効果的なのは？

おすすめは以下の２つ。

• 頭板状筋のストレッチ
• 胸椎の可動域を広げるエクササイズ

胸を開いて背骨をしなやかに動かすことが、首への負担を減らす鍵になります。

また、普段の姿勢では「頭が肩よりも前に出ない」ことを意識するだけでも、ぐっと楽になりますよ。

おわりに

首や背中の張りを感じたとき、ついつい「首をもむ」「肩をほぐす」ことに意識が向きがちですが、実は原因はもっと深い場所にあることも。

頭板状筋の存在、そして胸椎とのつながりを知ることで、体の見え方が変わってくるかもしれません。

ぜひ一度、自分の姿勢や筋肉の状態に目を向けてみてくださいね！