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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

「何もしない」が怖いあなたへ。脳が疲れきってしまう意外な理由

「なぜかいつもソワソワして落ち着かない」
「ちゃんと休んでいるはずなのに、疲れが取れない」
「寝ても浅い眠りで、朝からどっと疲れている」

もし、そんな感覚が続いているなら、それは単なるストレスや気のせいではなく、“脳がずっとアクセルを踏みっぱなし”の状態かもしれません。

目次

体がこわばる=脳も休めていない

まず知っておいてほしいのが、体がこわばった状態が続くと、自律神経のバランスが崩れやすいということ。

たとえば、肩に力が入りっぱなし、奥歯をギュッと噛みしめている、いつも体にどこか力が入っている……そんな状態が続いていると、脳はずっと「緊張モード(交感神経優位)」のまま。

これは、車で言えばアクセルを踏みっぱなしの状態です。

すると脳は、

  • 常に「何かしなきゃ」
  • 「今の自分じゃダメかも」
  • 「もっと頑張らなきゃ」

といった、焦りや比較の思考に支配されやすくなっていきます。

情報過多と焦りが、脳のリソースを奪う

この「常に何かしなきゃ」という思考が慢性化すると、脳はずっとフル稼働。

SNSやネットで情報を探しても、結局モヤモヤが増えて、また違う情報を探す……という負のループにも。

そして気づかないうちに、

  • 呼吸が浅くなる
  • 胃腸の働きが悪くなる
  • 睡眠が浅くなる
  • 不安感や焦りが抜けない

といった状態に、体も心も巻き込まれていくんです。 

「何もしない」が怖くなったのは、過去の習慣かもしれない

ここで、ひとつ大切な視点があります。

実は「何もしない=不安」と感じるようになってしまった背景には、過去の経験や環境が関係していることも。

たとえば、

  • 頑張り続けないと認めてもらえなかった
  • 少し気を抜くと責められた
  • 休む=サボり、と見なされた

そんな経験があると、「ただ休む」「何もしない」ことすら、脳が“危険”と判断してしまうんです。

つまり、安心できるはずの静かな時間を「このままでいいのかな?」「何かしなきゃ」と感じてしまうのは、安心と恐怖の認知がエラーを起こしてしまっている状態。 

脳が安心を「危険」と誤認すると…

このエラー状態が続くと、脳は常にエネルギーを消費し続け、こんな不調が出やすくなります。

  • ちょっとのことで疲れやすい
  • 気力が続かない
  • 人と会うのがしんどい
  • ひとりでいると不安になる

これは、意志の問題でも性格の問題でもありません。「安心=危険」と誤認してしまっている脳の反応なんです。

まとめ:まずは「安心できる体」を取り戻すことから

脳のリソースを守るには、がむしゃらに頑張るのではなく、安心できる体を取り戻すことが第一歩。

力が抜ける感覚、深く呼吸できる時間、なにもしていなくても心が静かでいられる状態。

こうした「安心」が取り戻せると、脳もアクセルを緩めてくれます。

がんばりすぎている自分に気づいたときは、「今、何もしていない時間こそ、最も大事な休息」そんな風に、自分を認めてあげてくださいね。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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