「夜、眠れない日がある」
「最近、疲れやすくなった」
「健康のために色々試してるのに、うまくいかない気がする」
そんなときこそ、一度立ち止まって「自分のこれまでの体の変化」に目を向けてみてほしいんです。
SNSやネットには、日々あふれるように「健康法」や「ダイエット情報」が流れてきますよね。
でも、その前に大切なのは“自分自身の体のクセや傾向”に気づくこと。
今回は、僕自身の体験も交えながら、その大切さについてお話していきます。
カフェインで寝つけない?体質を知ることでラクになる
まず僕自身の体質からお話しすると、どうやらカフェインを「分解する力」があまり強くないようです。
特にコーヒー。
午後3時以降に飲むと、夜になっても交感神経が優位なままで、布団に入っても寝つけません。
この経験から、今では15時以降はコーヒーを飲まないというルールを自分に設けています。
このように、「これをやると体調が悪くなる」というパターンを知っておくと、ムリに我慢する必要もなく、自然と調子のいい状態を保てるようになるんです。
筋トレで睡眠の質が下がる?体の反応を観察する
もうひとつ僕が気づいたのが、「筋トレの種類と睡眠の質の関係」です。
特に背中のトレーニングを追い込んだ日は、なぜか睡眠の質がガクッと落ちます。
おそらく、筋トレで交感神経が強く刺激されることや、筋緊張が高まりすぎて副交感神経への切り替えがうまくいかなくなることが原因かもしれません。
そこで今では、背中のトレーニングをした日は必ず
・ストレッチを長めにする
・ボールで筋肉をゆるめる
・呼吸を整えてから寝る
といった工夫をしています。
これだけでも、睡眠の深さが大きく変わるんです。
食事と体調の関係は、意外と根深い
以前、ベンチプレス100kgを目指していた時期があり、体重を増やすために1日4合のご飯を食べていました。
その頃は脂っこいものもかなり多めにとっていて、結果的に体重は増えたのですが…
・吹き出物が出やすくなった
・体が重だるくなる
・消化に負担を感じる
といった“負の変化”も出てきました。
このときも、自分の体が「油の代謝が得意ではない」ことに気づき、今では脂質を摂りすぎないよう自然と意識できるようになっています。
情報よりも、自分の感覚を信じる
今は、次々に「これが効く!」という新しい情報が出てきます。
ですが、そのすべてがあなた自身の体に合うとは限りません。
むしろ、「なんか最近調子がいいな」という自分の感覚の方が、よっぽど信頼できるヒントになることもあります。
だからこそ
・「これをやったら調子が良かった」
・「この食事の後はお腹が重い」
・「これをすると夜ぐっすり眠れた」
といった経験を、ぜひ一度“言葉にして残しておく”ことをおすすめします。
メモ帳でも、スマホのメモでも大丈夫。
点と点をつなげていけば、自分だけの「体調管理の地図」が見えてくるはずです。
まとめ|新しい情報より、自分の経験に価値がある
健康や姿勢を整えるうえで、情報は確かに大切です。
でも、その情報があなたの生活や体質に合っているかどうかは、過去の自分の経験や感覚が一番教えてくれます。
一度立ち止まって、こう問いかけてみてください。
「これまでの自分は、何をしたときに調子がよかった?」
「逆に、体調を崩しやすかったのは、どんなとき?」
その答えは、誰かが教えてくれるものではなく、自分自身だけが知っている情報なんです。
どうか、自分の体にもっと目を向けて、これまで積み上げてきた経験を大切にしてくださいね。