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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

疲れたと感じるときに意識してほしいこと|脳の疲れ、体の疲れ、今はどっち?

「最近、なんとなくずっと疲れている気がする」
「寝てもだるさが抜けない」

そんな感覚、続いていませんか?

12月に入って仕事がバタバタしたり、忘年会が続いて睡眠時間が削られたり、食生活が乱れたり。

寒さで肩がこわばって、体が重たい・だるいと感じている方も多いと思います。

今日は、そんな「疲れたな」と感じたときに、まず意識してほしいことをお話しします。

それは、今感じている疲れは『脳の疲れ』なのか『体の疲れ』なのかをラベリングしてみること。

とてもシンプルですが、すごく大事なポイントなんです。

目次

疲れは「脳の疲れ」か「体の疲れ」かを分けて考える

まずは、自分の今の疲れがどちら寄りなのかを、少し振り返ってみてください。

肉体的な疲れのサイン

例えば、こんなときは「体の疲れ」がメインかもしれません。

  • 忘年会などでお酒や脂っこいものが続いて、体が重たい・だるい
  • 寒さで肩がこわばっている感じがある
  • 生活リズムが乱れて、単純に睡眠時間が足りていない

こういった肉体的な疲労感に関しては

  • ストレッチをする
  • お風呂にしっかりつかる
  • 整体などの施術に行く

といったケアをしてあげることで、比較的早く抜けやすい疲れなんです。

生活習慣を少し整えて、だいたい3日くらい続けてあげると、「そういえば、あの重だるさが抜けてきたな」と感じる方も多いと思います。

精神的・メンタル的な疲れのサイン

一方で、やっかいなのが精神的・メンタル的な疲れです。

  • 仕事に追われている感じが続いている
  • コミュニティや人間関係の中で、なんとなくずっとストレスを感じている
  • 体の痛みや不調が長引いていて、そのせいでメンタル的にもダメージを受けている

こういったメンタルの疲れは、本当にいろんな要素が絡み合ってくるので、一概に「これをすればOK」と言えないところがあります。そして、長引きやすいのも特徴です。

なぜ「ラベリング(名前をつける)」が大事なのか

人間の脳は

  • 肉体的な疲労
  • 脳が疲れている状態(精神的な疲労)

どちらも「疲労」として感じます。

その一方で、疲労にラベリングすることが苦手なんです。

よく、「つらくても笑顔でいると、脳は楽しい・うれしいと感じる」といった話がありますよね。

あれと似ていて

  • これは肉体的な疲れなのか
  • これはメンタル的な疲れなのか

という区別がうまく処理できず、ごちゃごちゃになってしまう方がとても多い印象です。

その結果、「なんかもう、とにかく疲れた。どうしたらいいか分からない」という状態になってしまうんですね。

まずは「疲労に名前をつける」ところから

そこでおすすめしたいのが、今の状況に対して、こんなふうにラベリングをしてみることです。

  • 「最近、忘年会が続いてるからかな」
  • 「仕事に追われてる感じが続いてるな」
  • 「これはメンタル的なストレスっぽいな」

このように、「どんな疲れなのか」を自分で言葉にしてみる。

それだけでも、脳の中のごちゃごちゃが少し整理されてきます。

肉体的な疲れへのシンプルな対処法

肉体的な疲れに関しては、これまでのVoicyでもお話ししてきましたが、基本的には生活習慣の見直しがとても有効です。

ポイントは「食事・睡眠・運動(ストレッチ)」

  • 食事を整える
  • 睡眠をしっかり確保する
  • 軽い運動やストレッチを取り入れる

この3つを意識してあげるだけでも、体のだるさや疲労感はグッと抜けやすくなります。

「特別なことをしないといけない」と思いがちですが、実はこういった基本的なケアを3日ほど続けてあげることが、一番の近道だったりするんです。

メンタル的な疲れには「相談」と「会話」が効く

一方、メンタル的な疲れに対しては、ストレッチやお風呂ももちろん有効ですが、それだけでは足りないことも多いです。

とにかく「一人で抱え込まない」こと

メンタル的な疲れに関して、ぜひ意識してほしいのが、相談をすること、話をすること。

  • Voicyのコメント欄で悩みを書いてみる
  • 身近な家族の方に話してみる
  • 信頼できる友人に、今のしんどさを打ち明けてみる

こういった「誰かに話す」という行為が、メンタルの疲れを軽くしてくれる大きな助けになります。

自分一人でずっと頭の中で考えていると、疲労感も悩みもどんどん増幅してしまいやすいんです。

だからこそ、とにかく一人で抱え込みすぎない。ここを意識してあげてほしいなと思います。

自分なりの「疲れへの対処パターン」を育てていく

忙しい時期だからこそ、「疲れた」と感じたときの対処を、自分なりに繰り返して練習していくことが大切です。

  • 「これはメンタル寄りの疲れだな」
  • 「これは明らかに肉体的な疲れだな」

と分かるようになってくると、取るべき行動も自然と早くなってきます。

結果として

  • ダメージを長く引きずらずに済む
  • 体も、より楽な状態が続きやすくなる

そんな状態に近づいていけるはずです。

疲れを感じるときにしていること

僕自身も、もちろん疲労感を感じることはあります。

  • 「今日は睡眠の質が悪かったな」という日
  • 仕事が詰まっているタイミング

こういうときは、やっぱり疲れを感じます。

ただ、僕の場合は体のことを知っている分

  • 「今日はこういうケアをしよう」
  • 「腰にハリが残っている感じがするから、腹筋をしてバランスを整えよう」

といった形で、自分の状態に合わせて修正を加えるようにしています。

そして今回お話しした「疲労への対処」に加えて

  • 痛みの状態を知る
  • 自分の姿勢の特徴を知る

こういったことも、とても有効な手段だと思っています。

かかりつけの整体や鍼灸院を持つという選択

なかなか自分では理解しにくい部分や、セルフケアだけでは修正しにくいところもあります。

そういう意味で掛かりつけのような場所があるのも、すごく良いと思っています。

「自分の体の状態や特徴を一緒に見てくれる人がいる」

それだけでも、心と体の両方にとって、大きな安心材料になるはずです。

まとめ|疲れたときこそ「ラベリング」と「一人で抱え込まないこと」

最後に、今日のポイントをもう一度まとめます。

  • 疲れを感じたら、脳の疲れ(メンタル)か、体の疲れ(肉体)かをラベリングしてみる
  • 肉体的な疲れには、食事・睡眠・運動(ストレッチ)・お風呂・施術といった基本のケアが有効
  • メンタル的な疲れには、相談をする・話をする・悩みを打ち明けることがおすすめ
  • 自分なりの対処パターンを繰り返していくことで、疲れへの対応が上手になっていく
  • 一人で抱え込みすぎず、必要であればかかりつけの整体や鍼灸院に頼るのもOK

忙しい時期こそ、「これはメンタルかな」「これは体かな」と、そっとラベリングしてあげてみてくださいね。

そうやって少しずつ、自分の疲れとの付き合い方が上手になっていけば、体も心も、もっと楽な状態が続きやすくなるはずです。

あまり一人で抱え込みすぎず、今日の内容を参考にしてもらえたらうれしいです。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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