岡山整体リソルのこうきです。
今日はストレートネックの落とし穴というテーマでお話しします。
皆さんはストレートネックについてどのような印象をお持ちでしょうか?
多くの方は肩よりも頭が前に出てしまう、猫背の延長線上にあるようなイメージを抱いているのではないでしょうか。
もちろん、肩よりも頭が前にある状態や顎が前に出ている状態は、ストレートネックの特徴です。
しかし、そのストレートネックを直す際にどのように対処するべきかということが重要です。
顎を引く、胸を張るといった矯正方法を試みる方が多いですが、実はそれが逆に体に負担をかけることもあります。
今日はその点について詳しくお話ししますので、ストレートネックが気になる方はぜひ最後までお読みください。
ストレートネックを構造から深掘り
ここからは、ストレートネックを解剖学的に深掘りしていきます。
ストレートネックとは名前の通り、首がまっすぐになってしまっている状態を指します。
もともと頸椎(首の背骨)は軽く反っているのが正常です。
若干前に押し出されるようなカーブが理想的で、後ろに反っているのが正常な構造です。
しかし、デスクワークやスマホの使用、育児などで下を向くことが多い方や猫背の姿勢が続く方に、ストレートネックは多く見られます。
ポイントは、首だけがまっすぐになってしまうことはほとんどないということです。
ストレートネックという名前から、首がまっすぐになっているのが悪いというイメージを持たれる方が多いですが、実際には首だけの問題ではありません。
首がまっすぐになると、背中の背骨にも異常が起こりやすくなります。
また、もっと広範囲に影響が及ぶ場合もあり、足のバランスが崩れることも原因となります。
足のバランスとストレートネックの関係
次に、足のバランスとストレートネックの関係についてお話しします。
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足のバランスが崩れてストレートネックになるケースについて説明します。
猫背や反り腰、スウェイバックといった姿勢の不良があると、ストレートネックになりやすくなります。
姿勢が崩れると、無意識に頭の位置を調整しようとするため、ストレートネックになるのです。
具体的には、スウェイバックを例に説明します。
スウェイバックとは、お腹を前に突き出すような姿勢です。
足が前に倒れてしまい、お腹が前に突き出る形になります。足の中心が前に倒れると、上半身の重心は後ろに傾きます。
このようになると、自然と目線が上を向いてしまいます。
そのため、バランスを取るために頭を下げる形になります。
これが重心が悪くなり、ストレートネックが起きるパターンです。
今回の説明では、ストレートネックの例を用いましたが、同様のパターンが反り腰でも見られます。
首だけの問題ではなく、足の重心や全身のバランスがストレートネックに影響することを理解してください。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。ここで今日の内容を簡単にまとめます。
ストレートネックとは、首がまっすぐになってしまう状態で、肩よりも頭が前に出る姿勢のことです。
顎を引くや胸を張るといった方法で姿勢を意識する人が多いですが、これらが逆に体に負担をかける場合もあります。
ストレートネックの原因は首だけでなく背骨全体や足のバランスがストレートネックに影響するため、全身のバランスを考えることが重要です。