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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

反り腰の人ほど「骨盤を後傾」できない。まずは座って30秒チェックしよう

今日は、反り腰が気になる方に向けて「反り腰の人は骨盤を後傾させるのが苦手」というお話をしていきます。

最初に結論です。

反り腰を変えていくためには、骨盤を“後傾方向に誘導する練習”がかなり重要です。

まずは座った状態で、30秒のチェックから始めてみてください。

そもそも反り腰とは?

反り腰というのは、シンプルに言うと

  • 骨盤が前傾している
  • それに加えて、腰椎(腰の背骨)のカーブが強くなりすぎている

この状態を指します。

「腰が反っている感じがずっと気になる」「立っていると腰が詰まる感じがする」など、反り腰っぽさを自覚している方は多いと思います。

前傾・後傾のイメージは、座ると分かりやすい

前傾と後傾って、なんとなくイメージできますか?

いちばん分かりやすいのは座った状態です。

  • 座って、腰をグッと反らせるようにすると、骨盤が前に倒れます
    →これが骨盤の「前傾」です。
  • 反対に、背中をグッと丸めて猫背っぽくすると、骨盤が後ろに倒れます
    →これが骨盤の「後傾」です。

まずはこのイメージが持てるだけでもOKです。

反り腰の人が「骨盤を後傾」させにくい理由

タイトルにもある通り、反り腰の人は骨盤を後傾させるのが苦手なケースがとても多いです。

理由はシンプルで、これまでの生活の中で

  • 骨盤が前傾したまま
  • 腰が反ったまま

という姿勢が長く続いてきたことで、筋肉や関節が“反った状態でロック”しやすくなっているからなんですよね。

ただ、反り腰を直していこうと思うなら、前傾している骨盤をある程度、後傾方向に誘導する練習は外せません。

まずおすすめ:座って「骨盤だけ」を後傾させる練習

おすすめの方法は、座った状態で行う骨盤の前傾・後傾エクササイズです。

やり方(チェック兼エクササイズ)

  1. 座った状態で、腰がグッと反っている状態(骨盤前傾)を作る
  2. そこから骨盤だけを後傾させていく

ここでよくあるのが、骨盤を後傾させようとしたら猫背になってしまうパターンです。

理想は「上半身を動かさず、骨盤だけで後傾」

反り腰を修正するための骨盤後傾エクササイズの理想としては、できるだけ

  • 頭の位置
  • 肩の位置
  • 胸椎(肩甲骨の間あたりの背骨)

このあたりを動かさずに、上側はなるべく固定して、骨盤だけで後傾させる練習をしていくことです。

言葉だけだと少し難しいかもしれませんが、ここができると反り腰改善が進みやすくなります。

なぜこの練習が大事なのか

骨盤の動きって「骨盤そのものが勝手に動く」というより、

  • 股関節
  • 腰椎(腰の背骨の関節)

この動きによって作られている部分が大きいんですよね。

この“動かす感覚”が持てないと、

  • 腹筋を正しく使いにくい
  • クセが抜けない
  • 筋トレをしても、立つ・歩くですぐ骨盤前傾に戻ってしまう

こういう状況になりやすいです。

だからこそ、まずは座った状態で「前に倒す」「後ろに倒す」ができるかどうかをチェックして、できなければ練習していく。これが大切です。

今日のまとめ:まずは30秒、座ってチェック

反り腰が気になる方は、まず今日これだけやってみてください。

  • 座って、骨盤を前傾→後傾→前傾とゆっくり動かす(30秒)
  • できるだけ 頭・肩・胸椎は動かさず、骨盤だけ で動かす意識

ストレッチだけでは変えにくいポイントもあるので、骨盤の前傾・後傾の練習に加えて、呼吸の改善や腹筋がうまく使える状態が作れてくると、体の状況は変わっていきやすいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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