関節の歪みは筋肉のバランスを崩したり機能を低下させ、不調を起こす原因となります。
例えば、肩関節が内側にねじれてしまうと、前側にある大胸筋は縮こまり、後ろ側にあるインナーマッスル(肩の安定性を強化する筋肉)は伸ばされる状態になります。
肩関節が内旋すると肩甲骨が外転しやすくなり、前鋸筋が縮こまって左の腹筋がうまく使えなくなる、といった運動連鎖が発生します。
背骨の歪みと痛みの関係
背骨の歪みも、体のバランスに大きく影響を与えます。
例えば、体が左に倒れるクセがあると、背骨が右に出て張った形になり、左肩と左の骨盤が近づくような姿勢になります。
さらに、背骨の歪みがあると連動して首の傾きや肩の高さにズレが生じ、結果的に首こりや肩こりが起こることが起こります。
歪みの修正は必要ですか?
「歪みを治せば痛みが取れる」という明確なエビデンスはないもの、歪みを修正することで痛みが軽減するケースは非常に多いです。
特に、正常な可動域を確保するためには、関節の調整や筋肉のバランスを整えることが重要になります。
ただ完璧に歪みをなくすことを目指す必要はありません。
大切なのは、日常生活で動きやすい体を維持し、不調を予防することです。
セルフケアのポイント
左右差が大きい場合は、硬い側を重点的に伸ばすことでバランスを整えやすくなります。
左右の動きの違いを意識しながら、継続的に試してみてください!
さいごに
関節の歪みが直接痛みの原因とは言い切れませんが…
筋肉のアンバランスや動作のエラーが長く続くことで、不調につながることはよくあります。
ぜひ一つの参考にしてみてください!