最近、なんとなく体がだるい。寝ても疲れが取れない。そんな状態が続いていませんか?
実はこの「疲労感」、痛みと同じように体からの大切なサインなんです。
このサインを無視して気合や根性で頑張り続けると、体を痛めてしまったり、自律神経が乱れてメンタルに負担がかかってしまうケースがすごく多いんですよね。
今回は、整体の現場で実際にお伝えしているアドバイスをもとに、疲労感を感じたときのチェックポイントをお話ししていきます。
まず確認してほしいこと:その疲れは「脳」から?「体」から?
疲労感を感じたとき、最初にやってほしいことがあります。
それは、今の疲れが「脳(ストレス)」によるものなのか、「肉体的なもの」なのかを考えること。
たとえば脳の疲労であれば、上司からのストレスや、仕事に追われて休む暇がないといった状況がきっかけになりやすいですね。
一方、肉体的な疲労は、筋トレのオーバーワークや旅行でたくさん歩いたなど、身体を使いすぎたことが原因になることが多いです。
脳の疲労感には「遮断」がテーマ
脳が疲れているときに大切なのは、これ以上ストレスをかけないこと。
具体的には
- スマホをできるだけ見ない
- 読書に切り替える
- 一人の時間を作る
- 人と話す方がリフレッシュになる人は、友達と遊びに行く
- 散歩をしながら景色を見たり、地面の感覚を感じながら歩く
このあたりがおすすめです。

肉体的な疲労感には「循環」がテーマ
体が疲れているときは、血流を良くすることがポイントになります。
- ストレッチ
- お風呂にゆっくり浸かる
- しっかり栄養を摂る
栄養のある血液を全身に巡らせることで、体の回復を促してあげてくださいね。
放置すると「両方」の疲労になってしまう
ここがややこしいところなんですが、脳の疲労も肉体的な疲労も、行き着くところまで行くと両方が混在した状態になってしまうんです。
たとえば、最初は脳の疲労だったとしても、それが自律神経を乱してしまうと、常に交感神経が優位になって体がガチガチに。うまく力を抜けない「過緊張」の状態になってしまいます。
過緊張を起こしていると、筋肉や関節の動きも悪くなって痛みが出る。痛みがあるからかばった姿勢が定着して、それがさらにストレスになる。そしてまた交感神経が刺激されて…という悪循環にはまってしまうケースって、本当に多いんですよね。
このサイクルが続くと、ポリヴェーガル理論でいう背側迷走神経が優位な状態、つまり「もうこれ以上頑張れません」という凍りつきのような状態になってしまいます。何に対しても意欲が湧かない、うつのような状態ですね。
この症状は、誰の身にも起きる可能性があるんです。だからこそ、早めの対処がすごく大事になります。

両方の疲れがあるときは、この3つを優先して
脳の疲労と肉体の疲労、両方ある場合は何から始めればいいか迷いますよね。
そんなときは、まずこの3つを大事にしてみてください。
① 睡眠
睡眠の質や寝つきに課題がある人も多いと思いますが、まずは睡眠を大事にしてあげてほしいなと思います。
なかなか寝れなかったら、鍼でも整体でもいいし、運動したら寝れた、ストレッチしたら寝れた、いろんなきっかけがあると思います。「これをしたら寝れたな」というものを、ぜひ探してみてくださいね。

② 栄養
しっかり食事を摂ること。バランスのいい食事を心がけてあげてください。
③ ストレッチ・ヨガ
散歩やトレーニングは心理的なハードルが高かったり、痛みがある状態だと動き出せなかったりしますよね。でもストレッチやヨガなら、できる人も多いんじゃないかなと思います。
まずは体をリラックスさせること、身体を安心させてあげることをテーマにしてみてください。
まとめ:疲労感は体からの大切なサイン
なんとなく体が疲れている、なんとなくだるい。これも体からのサインです。
気合や根性で乗り切ることも時には必要かもしれません。でも、その気合や根性の源は、肉体的・精神的な健康状態なんですよね。
疲労を放置し続けると、過緊張から交感神経が抜けなくなり、背側迷走神経優位の状態に陥ってしまうケースも少なくありません。
この3つ(睡眠・栄養・ストレッチ)を大事にしながら、体の調子を見て「今日だったら散歩いけそうだな」「おうちの中で腹筋できそうだな」と、できることを少しずつ増やしていくイメージで、疲労感からの脱却を目指してみてくださいね。

