「特に運動したわけでもないのに、なぜか太ももの前が張ってしまう」
こんな悩みを感じている方は意外と多いです。
放っておくと腰痛や膝の不調にもつながりやすいので、原因を理解して早めに対処しておいたほうが良いかなと。
今回は、太ももの前が張る主な理由と、誰でも取り入れやすい改善方法を解説します。
太ももの前が張る3つの原因
姿勢の崩れ(反り腰・スウェイバック)
骨盤が前に傾く「反り腰」の状態では、大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が常に縮んだままになります。
縮んだ筋肉は負担を受けやすく、日常のちょっとした動作でも張りを感じやすくなります。
逆に、骨盤が後ろに傾く「スウェイバック」では、太ももの前が伸ばされっぱなしに。
伸ばされ続ける固定は筋肉に強いストレスを与え、結果的に張り感を生み出します。
歩き方のクセ
膝が内に入り、つま先が外にねじれるような歩き方(ニーイン・トゥーアウト)は、股関節や膝が不安定になります。
その不安定さを支えるために太ももの前が過剰に働き、張りを起こすことにつながります。
お尻やもも裏の筋力不足
筋肉は前後のバランスが大切です。
お尻やもも裏(ハムストリングス)が弱いと、その分を太ももの前が補うように働き続けてしまいます。
結果として前側の筋肉だけが疲れ、張りやすくなるのです。
今日からできる改善法
クラムシェルでお尻を鍛える
横向きに寝て膝を軽く曲げ、上側の足の膝を天井に向かって開いていきます。
これが「クラムシェル」というトレーニングです。
お尻の筋肉をしっかり使えるようにすることで、前ももの負担を分散しやすくなります。
歩き方をチェック
膝が内に入っていないか、つま先が外に向いていないか確認してみましょう。
まとめ
太ももの前がすぐ張ってしまう原因は、姿勢・歩き方・お尻の筋力不足の3つに集約されます。
どれか1つを整えるだけでも改善につながりますが、姿勢を整えながらお尻を鍛え、歩き方を意識することで相乗効果が期待できます。
「前ももばかり疲れる…」と感じている方は、ぜひ今日からクラムシェルを試してみてくださいね。