「バスケを週2でやって、シャトルランもして、走ったりジャンプしたりもしてるのに、どうしても下半身太りが治らないんです。」
こんなご相談をいただきました。
今回は、実際の症例をもとに「運動しても下半身太りが改善しない」というテーマでお話ししていきますね。
このお悩み、当てはまる方すごく多いんじゃないかなと思います。
実際の症例|バスケをしているのに下半身が太くなる
今回の方は、バスケをされている方でした。
週2でシャトルラン、当然バスケなので走る・ジャンプするというメニューも日常的にこなしている。
それなのに、下半身太りがなかなか改善しないというご相談だったんですよね。
姿勢を見させてもらったところ、気になったポイントが2つありました。
① 反り腰
② 反張膝(はんちょうひざ)
膝って、立っているときに軽く曲がっているのが理想なんですけど、この方は逆に伸びきりすぎてしまっている状態だったんです。
イメージで言うと「逆くの字」みたいな感じですね。
さらに重心が前に倒れるような形になっていて、足の重心が垂直ではなく少し前方に傾いていました。
下半身太りの原因は「アウターマッスルの使いすぎ」だった
この姿勢のまま立っているだけでも、ふくらはぎや太もも周り、太ももの外側に過剰に負荷がかかってしまうんですよね。
体を支えきれないから、そこの筋肉ばかりが頑張ってしまう。
さらに反り腰もあったので、体幹がうまく使えていない状態でした。
バスケのトレーニングや筋トレもされていたんですけど、体幹が使えていない中でやっていたので、本来使ってほしいインナーマッスルではなく、アウターマッスルを過剰に頑張らせて「見せかけていた」というのが大きな要因だったんじゃないかなと考えました。
柔軟性はクリアしていたけど安定性が足りなかった
関節って「可動性」と「安定性」のどっちも大事なんですよね。
この方はもともと体操もされていたこともあって、柔軟性はしっかり確保できていたんです。
「前に比べたら硬くなってきました」という話もあったんですけど、全然、正常可動域はクリアできている状態だった。
ただ、安定性がちょっと低かったんですよね。
柔らかい分、筋肉がうまく支えられていない。
インナーマッスルがうまく働いていないから、アウターが使いすぎてしまう。
その結果、シルエットとして筋肉が発達してしまったり、張ってしまうような形になっていました。
パーソナルジムに行っても逆効果になるケースがある
もしこの状態でダイエットしようと思って、ジムやパーソナルジムに行くとするじゃないですか。
しっかり評価ができるトレーナーさんであれば「インナーからちゃんと使えるようにしていきましょう」というアプローチになると思うんですけど、「トレーニングさえすればOK」みたいなパターンだったら、この方の筋肉太りはさらに増していたんじゃないかなと思います。
トレーニングすればするほど太くなるって、なかなかつらいですよね。
施術とアドバイス|インナーマッスルの再教育
今回の方には、まずはインナーマッスルをどんな場面でも使えるようにしていこうということで
- 反張膝の修正
- 反り腰の原因になっていた骨盤と背骨の安定性を高めること
この2つを軸にアドバイスさせてもらいました。
それに対応するエクササイズもお伝えしたんですけど、まあ苦手だったんですよね。
アウターマッスルを使うトレーニングはすごく綺麗にできていたのに、インナーだけを選択的に鍛えるトレーニングをしたら「もうすぐ攣りそうです」って言いながらやっていて。
それくらい普段使えていなかったということなんです。
変化が出るまでの目安は約3ヶ月
正しい筋肉を使うことによってインナーマッスルで関節を安定させて、アウターマッスルの過剰な働きを正常化させていく。
そうするとボディラインも綺麗になってきますし、これまでの姿勢で負担がかかっていた部分も軽減してきます。
バスケを続けながらなので今までの癖がどうしても出やすいんですけど、筋肉の質が変わってくるのが大体3ヶ月ぐらいと言われています。
2ヶ月ぐらいで筋肉の使い方に慣れてきて、3ヶ月経った頃にはしっかり変化が出てくれるかなというスパンでやっていこうとお伝えしました。
まとめ|ストレッチだけでは解決しない下半身太りがある
「体が柔らかければいい」と思っている方、すごく多いと思います。
「何かあったらとりあえずストレッチしましょう」という発信もたくさんありますよね。
足の張りがあればストレッチしようと思う気持ちはわかるんですけど、大事なのはそこだけじゃない。
ちゃんと関節を安定させられるかどうか、バランスが整っているかどうかなんですよね。
今回のケースに当てはまる方、本当に多いと思います。
正しいアプローチで取り組めば体はちゃんと変わってくれるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


