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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

ストレートネックを改善するには背骨と骨盤のコントロールが必要な理由

ストレートネック(スマホ首)でお悩みの方は多いですが、実は首だけをケアしても根本的な改善は難しいことをご存知でしょうか?

今回は、ストレートネックを改善するために背骨と骨盤のコントロールがなぜ必要なのかについて解説していきます。

目次

理想の背骨の状態とは?

まず、理想的な背骨の状態について確認しましょう。

背骨は横から見たとき、S字状のカーブを描いているのが理想です。

  • 首(頸椎):軽く反っている
  • 背中(胸椎):軽く丸まっている
  • 腰(腰椎):軽く反っている

ここでのポイントは「軽く」ということ。

例えば、背中のカーブが大きくなりすぎると猫背に、腰の反りが強くなりすぎると反り腰になってしまいます。

ほどほどのカーブを保つことが、健康な背骨の条件なのです。

ストレートネックとは?

ストレートネックとは、名前の通り首のカーブが失われ、まっすぐになってしまった状態のことを言います。

最近では「スマホ首」とも呼ばれていますね。

首だけが問題ではない理由

ストレートネックと診断された場合、多くの方は首だけに問題があると考えがちです。

しかし、首から下の背骨がすべて正常というケースはほとんどありません

ストレートネックの方は、胸椎(背中)や腰椎(腰)、骨盤にも何らかの問題を抱えているケースがほとんどなのです。

だからこそ、改善するべきなのは首だけではなく、背中・腰・骨盤を含めた全体的な修正が必要になります。

ストレートネックになる3つのパターン

ストレートネックになってしまうパターンはいくつかありますが、代表的なものを紹介します。

1. 猫背からストレートネックに

座った状態で、骨盤を後ろに倒して背中を丸めてみてください。

頭が前に出る感覚がわかると思います。

この状態が長時間続くことで、ストレートネックになってしまう可能性があります。

2. 反り腰からストレートネックに

今度は反対に、骨盤をグッと前傾させて反り腰を作ってみてください。

すると、目線が自然と上を向き、顎が持ち上がる感じがあると思います。

この状態でパソコン作業をしようとすると、無理やり頭を落としてバランスを取ることになり、ストレートネックにつながります。

3. スウェイバックからストレートネックに

スウェイバック(お腹を前に突き出して上半身が後ろに倒れる姿勢)も同様です。

目線が上を向いてしまうため、反り腰と同じように頭を落としてバランスを取るケースが非常に多いです。

SNSのストレートネック改善法の落とし穴

SNSでは「ストレートネックを直すためのストレッチ」「首周りのほぐし方」「タオルを使ったケア方法」など、さまざまな情報が発信されています。

もちろん、これらのアプローチが有効なこともあります。

しかし、根本的な改善のためには、胸椎・腰椎・骨盤の調整を同時進行で行う必要があります

首だけをケアしても、原因となっている姿勢の崩れが残っていれば、また元に戻ってしまうのです。

ストレートネック改善のためのセルフケア

タオル枕を活用する

背骨の自然なカーブを取り戻すために、タオルを丸めて枕にして寝る方法がおすすめです。

首の下にタオル枕を入れることで、失われた頸椎のカーブを作る助けになります。

意識すべきイメージ

ストレートネック改善で重要なのは、以下のイメージです。

  • 首を長くするようなイメージ
  • つむじを高くするようなイメージ

ストレートネックの方は顎が前に出やすい状態になっているため、この意識をしっかりと持つことで姿勢の修正につながります。

まとめ

ストレートネック(スマホ首)の改善には、首だけでなく正しい骨盤と背骨の安定がとても重要です。

  • 猫背、反り腰、スウェイバックなど、姿勢全体の崩れがストレートネックの原因になっている
  • 首周りのセルフケアだけでなく、胸椎・腰椎・骨盤の調整を同時に行うことが大切
  • 普段から首を長くする・つむじを高くする意識を持つ

タオル枕や日常の姿勢意識を取り入れながら、根本的な改善を目指していきましょう。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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