ストレッチポールにデコボコがついたような器具を見たことがある人も多いですよね。
セルフケアの定番として人気ですが、実際にどんな効果があるのか、そして使うときの注意点は何かをまとめていきます。
筋膜ローラーの効果はあるのか?
結論からいうと、効果はあります。
研究でも、フォームローラーを使うとその部位の血流量が増えることが確認されています。
血流が良くなることで柔軟性の向上や疲労回復に役立つのです。
特に、長時間の立ち仕事やたくさん歩いた後には、ふくらはぎや太ももまわりに使うと効果的です。
むくみが取れて脚が軽くなる感覚を実感できる人も多いはず。
筋膜ローラーがアプローチする「弾力」と「伸縮性」
筋肉には大きく分けて2つの性質があります。
- 弾力:グミのようにプニプニとした反発力
- 伸縮性:ゴムのように伸び縮みする性質
筋膜ローラーが改善できるのは「弾力」です。
弾力が高まることで血流が良くなり、むくみや張りの改善につながります。
ただし、筋肉は「伸縮性」がなければ本来の機能を発揮できません。
つまり、ローラーで弾力を整えたあとにストレッチやエクササイズを組み合わせることで初めて、本来の動きを取り戻すことができるのです。
おすすめの使い方
①ローラーで筋肉を緩める
疲れを感じる部位に軽くあてて転がすだけでOK。
②その後にストレッチや軽い運動
ローラーで弾力を整えたあとは、筋肉を伸び縮みさせる動きを入れるのが効果的です。
例えば、ふくらはぎをローラーで緩めた後にストレッチをする、といった流れがシンプルでおすすめです。
注意してほしいポイント
痛すぎる刺激は逆効果
強すぎる圧は筋肉を守ろうとして余計に緊張させてしまいます。心地よい程度の圧で使いましょう。
腰には使わない方が安心
特にスウェイバックや反り腰の人が腰を反らすようにローラーを当てると、姿勢をさらに悪化させる可能性があります。
背中や首なら問題ありませんが、腰は避けるのがおすすめです。
まとめ
筋膜ローラーは「弾力」を改善し、血流や疲労回復に役立つセルフケアツールです。
ただし、それだけでは不十分。
ストレッチやエクササイズと組み合わせることで、筋肉の伸縮性を取り戻し、関節も本来の動きを取り戻します。
痛みが強すぎないように注意しながら、毎日のケアに取り入れてみてください!