その判断、間違っているかもしれません
SNSでよく目にする「巻き肩」や「骨盤のゆがみ」というワード。実はこれ、必要のない人まで気にしてしまっているケースがとても多いんです。
「私、巻き肩かも…」と不安になっている方へ、整体師の視点から正しい見方と対処法をお伝えします。
「巻き肩」って本当に悪いの?
まず知っておいてほしいのは、巻き肩という言葉は医学的な用語ではないということ。
「肩甲骨はがし」と同じく、美容的なイメージで広がった表現です。
そもそも人間の肩は、少し前に位置しているのが自然な構造。
それを「巻いている」と捉えて、無理に胸を張る癖がついてしまうと、逆に首や肩に負担がかかってしまうんです。
巻き肩のチェックポイントは?
では、どこからが巻き肩なのか?僕がよく行う簡単なチェック方法はこの2つです。
① 立った時に手の甲が前を向いているかどうか
→手の甲が前に向くのは、肩甲骨が前にズレているサイン。
② 腕を耳の横までしっかり上げられるか
→肩や肩甲骨の可動域に制限がある場合、巻き肩の可能性があります。
この2つに明確に当てはまる人は、筋肉のバランスが崩れている可能性があります。
「胸を張れば治る」は間違い!
巻き肩の原因は、胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)や肩のインナーマッスルのアンバランスによって起こります。
そのため「胸筋のストレッチだけすればOK」といった単純な話ではありません。
・肩関節の動き
・肩甲骨の連動性
・上腕骨のねじれ(内旋 or 外旋)
こうした複数の要素が絡み合って、肩の不調や見た目の変化につながっているんです。
骨盤の歪みよりも大事なこと
「骨盤が歪んでますね」と言われると、不安になりますよね。
でも実際には、骨盤の“左右差”よりも、
・スウェイバック(骨盤が前にズレた姿勢)
・反り腰(骨盤の前傾)
・後傾しすぎた姿勢
といった、前後方向のバランスを整えることのほうが、体の機能改善にはずっと重要です。
筋肉や靭帯など、骨盤に関わる周辺組織にアプローチしていくことで、より自然で整った姿勢に近づくことができます。
「巻き肩かも…」と気になる方へ
肩の位置や骨盤の左右差ばかりにとらわれすぎていませんか?
本当に必要なケアは、見た目ではなく体の使い方のクセや筋肉の働き方を見極めること。
無理に胸を張ったり、左右の高さを気にしすぎたりする前に、自分の体の動きと正しく向き合ってみてくださいね!