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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

過緊張がある人におすすめの運動は?緊張をゆるめる第一歩は「ストレッチ」

「いつも肩に力が入ってる気がする…」
「呼吸が浅くて、リラックスできない」
「寝るときも力が抜けない」

そんな状態が続いているなら、それは“過緊張”かもしれません。

これは僕が臨床でよく使う言葉で、「筋肉がガチガチに緊張していて、自律神経にも影響が出ている状態」のことです。単なるコリとは違い、身体全体が力んでしまっているケースも多く見られます。

今回は、そんな「過緊張」のある人におすすめの運動について、整体師としての経験からお話していきます。

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目次

まずは「ストレッチ」から始めよう

結論からお伝えすると、過緊張がある方におすすめなのは「ストレッチ」です。

しかも、複雑な動きではなくて大丈夫。前屈や開脚、体を横に倒すなど、シンプルなものでOKです。

大事なのは、「ちゃんと狙った筋肉が伸びているかどうか」。過緊張があると、ストレッチしても“伸びてる感じがしない”ことがよくあります。

たとえば、お尻を伸ばそうとしても、腰に力が入ってしまい、結果として腰に痛みやつっぱりを感じる人もいます。

感覚がうまくつかめないのはなぜ?

過緊張の人は、「ここを伸ばしたい!」と思っても、力が入る場所がズレてしまうんです。

お尻のストレッチで腰が緊張したり、肩のストレッチで首に力が入ったり。

これでは「効かせたい筋肉」を伸ばせず、逆に疲れてしまうこともあります。

なので、まずは“狙った場所がちゃんと伸びている感覚”を育てていくことがとても大切です。

感覚を養うストレッチからスタート

だからこそ、いきなりトレーニングや筋トレではなく、「ストレッチ」から始めてほしいんです。

そしてストレッチも、「ちゃんと伸びてる」と自覚できる部位から。

たとえば、

  • 手首を反らせて前腕を伸ばす
  • 座って前屈して太もも裏を伸ばす
  • お尻のストレッチを軽く行う

など、やさしく、ゆっくり、確実に“伸びてる感覚”が得られる動きを選びましょう。

伸びる感覚がつかめたら、次のステップへ

感覚がつかめてきたら、少しずつエクササイズや軽い筋トレにステップアップしてもOKです。

ただし、いきなり頑張りすぎると、違う場所に力が入りすぎたり、過緊張が悪化してしまうこともあるので注意。

「自分の体が素直に動いてくれる感覚」が得られてから、次のステップに進むのが理想です。

コメント紹介:ストレッチがつらいときはどうすれば?

今回のテーマは、リスナーの「みえさん」からのコメントがきっかけでした。

「キャットアンドカウ、リハビリ後もセルフケアでやっています。私はそらすのが苦手で、一生懸命やると肩甲骨あたりが凝ります。肩まわりの過緊張がなかなか取れないので、取れたらもっとスムーズにできるのかなと…」

「反らす動きがつらい」というのは、まさに過緊張のサイン。

この場合は、まず“肩まわりをほぐす”ではなく、“伸びを感じやすい部位から感覚を整える”ことが大切です。

前腕や太もも、お尻などから感覚を整えていくと、結果的に肩も緩みやすくなりますよ。

まとめ:過緊張には「感覚重視のストレッチ」から

・力が抜けない
・呼吸が浅い
・コリとは違う全身の緊張感がある

こうした「過緊張」の状態には、まず“狙った筋肉をゆっくり伸ばすストレッチ”が有効です。

いきなり運動や筋トレに走るのではなく、「今、どこが伸びている?」と自分の体に問いかけながら、やさしく整えていくところからスタートしましょう。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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