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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

姿勢を良くすることが目的になっていませんか?

正しい目的を見直すことで、あなたの体やメンタルはもっと自由になります

「猫背を直したい」
「姿勢が悪いと老けて見える」
「骨盤のゆがみが気になる」

整体やジム、SNSでよく見かけるこのような悩み。一度は気になったことがあるのではないでしょうか?

でも、ちょっと立ち止まって考えてみてください。姿勢を良くすること自体が、ゴールになってはいませんか?

本当に望んでいるのは、肩こりのない生活、呼吸のしやすさ、育児や仕事がもっと楽になる未来のはず。

姿勢改善はそのための「手段」であって「目的」ではないのです。

目次

姿勢改善は“通過点”である

もちろん、姿勢を整えることで得られるメリットはたくさんあります。

・肩こりや腰痛の軽減
・体の連動性やパフォーマンスの向上
・若々しく見える印象アップ
・ストレス軽減やメンタルの安定

しかし、これらはすべて「姿勢が整った先」に得られるものです。姿勢を治すことそのものをゴールにしてしまうと、本質を見失ってしまいます。

SNSのビフォーアフターに振り回されない

よく見かける姿勢のビフォーアフター。確かに立ち姿が綺麗になると、変化は目に見えてわかりやすいです。

でも実際の生活を思い出してみてください。私たちは一日のほとんどを動いて過ごしています。

立ちっぱなしでいる時間なんて、ほんのわずか。仕事では座る、スマホを触る、育児や家事でかがむ。

つまり、大切なのは「動いているときの姿勢」であり、「静止した姿勢」ではありません。

僕にとって立ち姿勢は、その人の体の使い方を映す“通知表”のようなもの。

そこから筋肉の使い方の偏りや生活習慣の癖を読み取るための材料です。

姿勢が悪いと“思い込んでいる”だけかもしれない

「スマホを触ってるとき、猫背なんです」
「座ってるとき、肩が巻き込んでる気がします」

こうした相談をよく受けますが、その瞬間だけを見て「悪い姿勢」と決めつけるのは早すぎます。

私たちは常に動いていますし、その時々で姿勢も変わります。

一瞬の体勢を切り取って「私は姿勢が悪い」と思い込むことは、自信や行動を制限する原因にもなります。

産後の不調や育児疲れも、姿勢だけが原因じゃない

とくに産後のママや育児中の方は、
「骨盤のゆがみがあるから不調が出る」
「姿勢を正せば全部よくなる」

そう思い込んでいませんか?

たしかに姿勢が影響している部分はあるかもしれません。

でも他にも、筋力の低下や睡眠不足、呼吸の浅さ、ホルモンバランスの変化など、複合的な要因が関係しています。

「すべての不調=姿勢のせい」と片づけてしまうと、大切な本質を見落としてしまいます。

姿勢改善に取り組むなら「その先の未来」を描こう

姿勢を良くしたいなら、その先にどんな未来を描くかが大切です。

目的が「いい姿勢」ではなく、「どうなりたいか」に変わることで、改善に向けた行動にも前向きに取り組めるようになります。

さいごに

姿勢を整えることはとても大切です。でも、整った姿勢そのものがゴールではありません。

本当に目指したいのは、痛みなく動ける、疲れにくい、呼吸しやすい、笑顔で過ごせる毎日。

その実現のために、姿勢を“手段”として活かしていきましょう!

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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