今日は「反り腰」と「スウェイバック」の違いについて解説していきます。
実際にお客様の中でも「反り腰だと思っていたけど、スウェイバックだった」というケースはとても多いです。
この2つは見た目が似ていても原因や対策が変わってきます。
特にセルフケアをするうえでは、自分がどちらのタイプかを知ることがとても大切です。
「自分はどっちなんだろう?」と迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください!
反り腰とスウェイバックの見分け方
僕がよく使うのは「重心線」での評価です。
横から見たときに
・耳
・肩
・骨盤(大転子)
・膝
・くるぶし
が一直線に揃っていれば理想的な姿勢と言われます。
スウェイバックの特徴は、骨盤(大転子)が前に押し出され、全体が「くの字」のような姿勢になっていること。
お腹が突き出て見えたり、背中が丸くなりやすかったりします。
一方、反り腰は骨盤が前傾して腰椎が反りすぎているのが特徴。
重心線は比較的整って見えることもありますが、腰の負担が大きく、腰痛が出やすい姿勢です。
セルフチェックのポイントは次の3つ
1・重心線が崩れていないか
2・骨盤が前に倒れていないか
3・腰の反りが強すぎないか
写真を撮って確認してみると分かりやすいですよ。
姿勢の修正しやすさの違い
これまで多くのケースを見てきましたが、反り腰とスウェイバックでは「直しやすさ」も違います。
反り腰は、骨盤が前傾して腰の筋肉が縮こまっているので、骨盤を後傾させる感覚がわからない方が多いです。
そのため、骨盤の位置感覚と腰の筋肉をゆるめていくステップが必要で、少し工程が増える印象です。
逆にスウェイバックは「筋肉が使えていない」ことが原因のことが多いので、正しいエクササイズを行えば改善しやすい傾向があります。
セルフケアのハードルを下げる
セルフケアというと「10分も20分もやらなきゃ」と思っていませんか?
確かに筋トレやボディメイクではある程度時間が必要ですが、姿勢改善の場合は「今まで使えていなかった筋肉を目覚めさせること」が目的です。
だからこそ、1日3分や5分でも十分。
むしろそのくらいの方が続けやすいです。
僕がセルフケアをお伝えする時も、できるだけシンプルな内容にしています。
簡単だからといって効果がないわけではなく「続けること」が何より大事なんです。
さいごに
今日は反り腰とスウェイバックの違いについてお話しました。
・重心線
・骨盤の前傾・後傾
・腰の反り具合
この3点を意識して、ご自身の姿勢を写真でチェックしてみてください。
自分の体を客観的に見ると、新しい発見があると思います。
整体院などで「歪み」を指摘された経験がある方も、写真を撮ることでイメージしやすくなりますよ。
セルフケアは難しいものではなく、続けやすいことが一番大切。
無理なくできる範囲で、コツコツ取り組んでみてください。