今日は「くびれを作りたい」と思っている方に向けて、最初にやるべきことをお伝えしていきます。
SNSではよく“体をひねる腹筋”でくびれを作るという情報を見かけますよね。
腹斜筋や腹直筋を鍛えることはもちろんプラスになります。
でも実際には、それよりも“前にやるべきこと”があると僕は感じています。
ボディメイクを目的に来られるお客様の中でも、最初から体をひねる腹筋ばかり頑張っている方が多いんですが、本当に効果を出すためには「順番」が大切なんです。
くびれができにくい2つの原因
くびれのラインが見えにくくなる主な原因は、僕の中では次の2つ。
1・脂肪が多いこと
2・肋骨(胸郭)が開いていること
脂肪については言うまでもなく、過剰に体脂肪がついていると、どんなに筋肉を鍛えてもくびれのラインは見えにくくなります。
でも実はそれ以上に重要なのが「肋骨の開き」
これは姿勢の悪さと大きく関係しています。
スウェイバックや反り腰がくびれを邪魔する
肋骨が開いてしまう原因の多くは、スウェイバックや反り腰といった姿勢のクセにあります。
・スウェイバックの人は、骨盤が前に出て、上半身が後ろに倒れるような「くの字」姿勢になります。
・反り腰の人は、骨盤が前に傾き、腰が過度に反っている状態になります。
どちらも、肋骨の下部が前に押し出されるようになり、肋骨が開いてしまう結果になります。
その状態では、くびれのラインはどんどんぼやけていき、見た目にもメリハリがなくなってしまいます。
肋骨が開いたままでは腹筋の効果が出にくい
「ひねる腹筋」は確かに腹斜筋を鍛えることができますが、肋骨が開いたままではその効果は少なくなります。
そもそも肋骨を締める力がうまく働かないので、トレーニングをしてもウエストラインに変化が出にくいのです。
そのため、まずは土台となる「姿勢の改善」を優先してください!
姿勢を整えるために必要なこと
姿勢を整える上で特に重要なのが「呼吸」です。
しっかり息を吐くことで、肋骨は自然に下がり、骨格が安定してきます。
さらに、呼吸によって背骨の安定性も高まり、反り腰やスウェイバックの修正にもつながります。
呼吸が整うと、姿勢も整い、くびれができやすいベースが出来上がります!
くびれを作るための正しいステップ
僕が考えるくびれ作りの正しいステップは以下の流れ。
1・姿勢改善(反り腰・スウェイバックの修正)
2・呼吸改善(息をしっかり吐けるようにする)
3・背骨や肋骨の柔軟性を高めるストレッチ
4・腹斜筋などのトレーニング
この順番を意識することで、もっと効果的にくびれが作れるようになります。
無理なくメリハリのある体へ
くびれを作りたいという方は、まず姿勢と呼吸から見直してみてください!
体をうまく使えるようになってからトレーニングを取り入れた方が、筋肉にも効きやすく、見た目の変化も出やすくなります。
ぜひ参考にしてみてください!