今日は「顎関節症と咬筋の発達、そして顔の歪みの関係」についてお話ししていきます。
エラの張りや顎関節症(口を開けたときの痛みや音)、顔の左右差で悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください!
咬筋が発達する大きな原因は「食いしばり」
まず、咬筋が発達してしまう大きな要素は「食いしばり」です。
食いしばりには、姿勢の悪さ、ストレス、マグネシウム不足など、さまざまな要因が関係しています。
ここで注意しておきたいのが、「無意識の食いしばり」です。
意識していないだけで、日常の中で上の歯と下の歯が接触してしまっていることが多く、それが咬筋の発達や顎関節への負担を大きくしています。
TCH(Tooth Contacting Habit)とは?
TCHとは「Tooth Contacting Habit」の略で、日本語では「歯列接触癖」と呼ばれます。
これは、上下の歯が持続的に接触してしまう癖のことを指します。
本来、上下の歯はリラックスしているとき、わずかに隙間が空いているのが正常。
しかしTCHがあると、常に歯が触れ合っている状態が続き、咬筋を過剰に使うことになります。
これが、咬筋の発達、顎関節症、顔の歪みといったさまざまなトラブルの原因になってしまうんです。
TCHチェックリスト
あなたも無意識にTCHをしていないか、次の項目をチェックしてみましょう!
・パソコン作業中に上下の歯が触れている
・集中しているときに口元に力が入っている
・スマホを見ているときに口が硬くなっている
・朝起きたときに顎やこめかみ周辺に疲労感がある
・気づくと歯をぐっと噛みしめていることがある
ひとつでも当てはまった方は、TCHの可能性があるので要注意です!
簡単にできるTCH対策ケア
日常の中でTCHを発見したら、次のセルフケアを試してみましょう。
・口の中に空気をいっぱいにためて膨らませる(フグのようなイメージ)
この動作によって、咬筋や内側翼突筋をストレッチでき、自然と上下の歯の隙間が空きやすくなります。
デスクワーク中など、人目がつかないタイミングでぜひ試してみてくださいね。笑
顔の歪みと咬筋の関係
顔の左右差にも、食いしばりや顎関節症が大きく関係しています。
顎関節症があると、口をまっすぐ開けられず、どちらかにスライドしたり、くの字に曲がるような開き方になることが多いです。
この動きの左右差が積み重なると、片側の咬筋が過剰に発達し、顔全体のバランスにも影響を及ぼしてしまいます。
皮膚や筋膜の引っ張り、たるみなどが生まれる原因にもなるため、注意が必要です。
改善のために大切なこと
咬筋をほぐすだけではなく、顎関節症そのものにしっかりアプローチすることが大切です。
長期間放置すると関節自体が変形してしまうリスクもありますが、早期にケアすれば口がまっすぐ開けられるようになり、顔のバランスも改善しやすくなります。
おすすめのセルフケア
・鏡の前で、まっすぐ口を開ける練習をする
・違和感を感じても、できるだけまっすぐ開ける意識を持つ
最初は違和感があるかもしれませんが、それだけ今まで左右差があったという証拠です。
地道なケアですが、顔の印象を変えたい方は、まずこの練習から始めてみてください!
さいごに
咬筋の発達や顔の左右差に悩んでいる方は、まずはTCH(歯列接触癖)を意識して生活を見直し、まっすぐ口を開ける練習を取り入れてみましょう。
小さな意識の積み重ねが、将来の顔の印象や健康に大きな変化をもたらします!
もし参考になったら、「いいね」やコメントで教えてくださいね!励みになります。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!