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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

筋肉の硬さとは?|伸縮性と弾力性を意識したセルフケアのポイント

今回は、「筋肉の硬さ」について、伸縮性と弾力性という視点からわかりやすく解説していきます。

「筋肉が硬いですね」「張ってますね」と言われたことがある方も多いのではないでしょうか?

実はこの「硬さ」という感覚、なんとなく捉えているだけでは、正しいセルフケアにつながらないこともあるんです。

ぜひ最後までご覧ください!

目次

筋肉の硬さとは?弾力性と伸縮性に注目

筋肉が硬い状態とは、弾力性または伸縮性のどちらか、あるいは両方が損なわれている状態だと考えています。

これを知っているだけでも、ケアのイメージがぐっと明確になります。

・弾力性
触ったときの「プニプニ感」や「硬さ」のこと

・伸縮性
筋肉が「伸び縮みする力」のこと。

この2つがバランス良く保たれていることが、理想的な筋肉の状態です。

伸縮性が損なわれる原因とは?

伸縮性が落ちる原因には、次のようなものがあります。

・可動域の低下
伸縮性が落ちると可動域が狭くなり、逆に可動域が狭いことで伸縮性も失われます。

・怪我や炎症による硬縮
肉離れや手術後の瘢痕組織によって、筋肉の伸び縮みがしづらくなります。

・ストレッチ不足・運動不足
日常的に筋肉を伸ばす刺激が少ないと、自然と伸縮性が低下してしまいます。

・反復動作や筋トレの疲労
同じ動作の繰り返しによるエネルギー消耗や、筋肉・神経の疲労も伸縮性を損なう原因になります。

弾力性が損なわれる原因とは?

一方で、弾力性が落ちる原因は以下のようなものです。

・加齢によるコラーゲン繊維の減少
年齢とともに水分保持力が低下し、筋肉が硬くなりやすくなります。

・水分不足・血流低下
脱水や血行不良も筋肉を硬くする要因です。

・慢性的な緊張やストレス
悪い姿勢や睡眠不足で交感神経が優位になり、筋肉が常に緊張して硬くなってしまいます。

・筋トレや運動によるパンプアップ状態
トレーニング後の筋肉の張り感も、一時的に弾力性を低下させます。

セルフケアで意識すべきポイント

よくセルフケアで使われるフォームローラーやマッサージガンなどは、主に「弾力性」に対するアプローチです。

これらで血流を促進し、疲労回復や老廃物の除去をサポートすることができます。

しかし、弾力性のケアだけでは不十分です。

筋肉本来の「伸び縮みする力(伸縮性)」を取り戻すには、ストレッチや運動をプラスすることが不可欠です。

①フォームローラーで弾力性をケア
②ストレッチや軽い運動で伸縮性をケア

この両方を意識してセルフケアに取り組むことが、とても大切なのです。

さいごに

「筋肉が硬い」と一言で言っても、そこには弾力性と伸縮性という2つの側面があることを、今回改めてお伝えしました。

セルフケアでも、単なるほぐしだけでなく、体をしっかり伸ばしたり動かしたりすることを取り入れていきましょう!

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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