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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

膝の痛みと股関節の関係|柔軟性と筋力がカギになる理由

今回は「膝の痛み」と「股関節の柔軟性・筋力」との関係についてお話しします。

年齢を重ねるにつれて膝の痛みが気になる方はとても多いですが“股関節の状態”が大きく関わっています。

ぜひ最後までご覧ください!

目次

膝の痛みと歩行時の「ねじれ」の関係

膝が痛むとき、単に膝関節だけに原因があるとは限りません。

歩行時に起こる「股関節のねじれ」が膝に負担をかけてしまっているケースはとても多いです。

たとえば股関節が内側にねじれると、膝も一緒に内を向きやすくなり、逆に股関節が外を向くと膝も外側を向く傾向にあります。

これを「運動連鎖」といい、関節同士が連動して動く仕組みです。

特に「ニーイントゥーアウト(膝が内向き・つま先が外向き)」のような歩き方は、膝関節にねじれストレスが蓄積しやすく、痛みの原因になることもあります。

姿勢の崩れが股関節と膝に与える影響

膝の痛みを訴える方の多くは、姿勢や歩き方に問題があります。

・反り腰:骨盤が前傾し、股関節が内旋しやすくなる

・スウェイバック:骨盤が後傾し、股関節が外旋しやすくなる

このような姿勢の崩れがあると、股関節の可動域が制限されたり、使われにくい筋肉(大殿筋・腸腰筋など)がサボってしまいます。

結果として、膝が不安定になり、必要以上の負担がかかってしまうのです。

70代ダンサーのお客様の症例

先日、70歳を超えたダンスをされている女性が膝の痛みで来院されました。

膝自体は変形や強い炎症は見られなかったのですが、姿勢を見ると「反り腰」が強く、股関節が内旋、まさに「ニーイントゥーアウト」の状態でした。

片足でひねるような動作を繰り返すダンスでは、このねじれがより強くなり、膝に痛みが出やすくなります。

そこで反り腰の修正と股関節の可動域を広げる施術を行ったところ、施術後には痛みが軽減し、セルフケアをお伝えすることで再発防止も目指すことができるかなとと思います。

「変形=痛みの原因」とは限らない

よく「膝が変形しているから痛む」と思われがちですが、姿勢や筋力バランスを整えるだけで痛みが改善するケースも多くあります。

特に股関節は体の中でも最大級の関節で、全身への影響力が非常に大きいです。

だからこそ、痛みが出る前に股関節の柔軟性や筋力の低下に目を向けることが大切です。

しっかり治して、習慣にすることの大切さ

「少し痛むけど我慢できるから…」と放置してしまうと、痛みが慢性化してしまうことも。

悩んでいる間に、神経や姿勢がその状態を“当たり前”として定着してしまいます。

必要な回数で早めにしっかり治し、あとはセルフケアや運動習慣で維持していくこと。

必要であれば定期的なメンテナンスを取り入れていけば、快適な生活が長続きさせれると考えています。

さいごに

今回の内容は、膝が痛む方だけでなく、これからも動ける体を維持したい方すべてに当てはまる内容です。

「膝が痛いのは歳のせいかな…」
「変形って言われたからもう治らないかも…」

そんなふうに悩んでいる方こそ、一度姿勢と股関節のチェックをしてみてください!

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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