反り腰で悩んでいる方は多いですが、その特徴的な動きの制限を理解し、適切なエクササイズを取り入れることで改善が期待できます。特に、背骨の屈曲（丸める動き）が苦手な方が多いのが特徴です！今回はその理由と改善方法について解説します。
目次
反り腰と悪化の原因
反り腰とは、骨盤が前傾し、腰椎が強く前弯している状態です。多くの方が「胸を張る」「肩甲骨を寄せる」「顎を引く」といった姿勢が良いと考えがちですが、これを続けることで反り腰が悪化してしまうことがあります。
なぜなら、これらの姿勢は上半身を後方に引っ張る力が働くため、元々反り腰の方はさらに後方重心になりやすく、腰や背中の筋肉が硬くなってしまうからです。その結果、背骨を丸める動きが苦手になり、姿勢の改善が難しくなります。
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反り腰の悪循環とは
- 背骨を丸める動きが苦手になり、背中や腰の筋肉が硬くなる
- 息を吐く動きが難しくなり、肋骨が下がらず、腹筋がうまく使えない
- 呼吸が浅くなり、さらに腹筋が弱まり、反り腰が強まる
このように、背骨の動きと呼吸の連動がうまくいかないと、反り腰の状態が固定化されてしまいます。
反り腰を改善するためには、まず背骨を動かす意識を持つことが大切です。おすすめなのが「キャットアンドカウ」と呼ばれるエクササイズです。
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キャットアンドカウのやり方
- 四つん這いの姿勢になる
- 息を吐きながら背中を丸める（猫のような姿勢）
- 息を吸いながら背中を反らせる（牛のような姿勢）
- 特に丸める動きをしっかり意識する
- 床をしっかり押すことで、脇腹や腹筋を活性化させる
反り腰の方は、もともと背中を反るのが得意なので、丸める動きを意識的に強化することがポイントです。また、腹筋や脇腹の筋肉（前鋸筋など）をしっかり使うことが、より効果的な姿勢改善につながります。
さいごに
反り腰の改善には、「正しい姿勢を意識する」だけでなく、背骨をしなやかに動かせるようにすることが大切です。特に、丸める動きを意識すること、呼吸と連動させることがカギになります。
「姿勢を良くしよう」と思って無理に胸を張るのではなく、まずはキャットアンドカウで背骨の柔軟性を高めることから始めてみてください！
