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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

過緊張が抜けない本当の理由|脳と体の悪循環を断ち切るには?

今日は「過緊張がなかなか取れない」という悩みを持つ方に向けて、その背景にある“脳の働き”についてお話します。

・ストレッチやマッサージをしても力が抜けない
・呼吸が浅く、眠りも浅い
・常に不安感や落ち着かなさがある

そんな方は、体だけでなく「脳」にもアプローチが必要です。ぜひ最後までご覧ください!

目次

過緊張とは「脳が体を守っている状態」

過緊張とは、筋肉がリラックスできず、常にこわばっている状態。

でもこれは単なる“体の誤作動”ではなく、「脳が体を守るため」に起こしている正常な反応でもあります。

たとえば、長期間のストレスや痛み、職場での緊張状態が続くと、脳の“扁桃体”という部位が過敏になります。

扁桃体は「危険」や「恐怖」に敏感に反応する場所。

ここが過剰に働くと、「また痛くなるかも」「また怒られるかも」といった不安スイッチが入りっぱなしになります。

そしてその結果、筋肉は常に緊張モード。

いくらマッサージや整体で緩めても、脳が「まだ危険だ」と判断していれば、またすぐにこわばってしまいます。

前頭前野の働き低下でセルフケアが続かなくなる

さらに扁桃体が暴走すると、「前頭前野」という脳の理性を司る部分の働きが落ちてしまいます。

前頭前野の働きが弱まると…

・判断力が鈍る
・記憶力が落ちる
・計画性がなくなる
など

「体に良くないと分かっていてもやめられない」
「セルフケアを続けたいのに、気力が湧かない」

そんな状態になってしまうのは、意志の弱さではなく脳の疲弊が原因かもしれません。

この悪循環を断ち切るには?

このように「過緊張→不安→前頭前野の低下→セルフケアができない→さらに過緊張」という悪循環にハマってしまうと、一人での改善は難しいケースもあります。

だからこそ大事なのが、以下の3つの視点です。

・睡眠の質を上げること
・深い呼吸を取り戻すこと
・信頼できる人に相談すること

とくに3つ目、「一人で頑張らないこと」がとても大切です。

家族や友人のサポートや治療院や病院などにかかりながら、「一緒に改善していく」感覚が不安感の軽減につながります。

さいごに

過緊張は、ただの体の問題ではありません。

それは、あなたの脳が「ずっと頑張ってきた証拠」でもあります。

でも、ずっと一人で頑張る必要はありません。

不安やこわばりが強くなる前に、ぜひ信頼できる人とつながってみてください。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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