「最近なんだか息苦しい」
「寝ても疲れが取れない」
そんな不調を感じている方へ、今回は“迷走神経”に注目したお話をお届けします。
迷走神経とは何か、そしてどんなふうにアプローチすればいいのか。
ぜひ最後までご覧ください!
迷走神経とは?自律神経との関係
迷走神経とは、心臓・肺・胃腸といった重要な内臓とつながっている神経で、副交感神経(リラックスの神経)としての役割を持っています。
心拍数を落ち着けたり、呼吸を深くしたり、胃腸の動きを活発にするなど、体を「休ませる」ために必要不可欠な存在です。
しかし、ストレスが続くと交感神経(興奮の神経)が優位になり、迷走神経の働きが弱まってしまいます。
その結果、リラックスできなくなったり、息が浅くなったり、胃腸の不調が現れたりすることも…

迷走神経はどこを通っているの?
迷走神経は脳から始まり、首の奥深く(後頭下筋や胸鎖乳突筋のあたり)を通って、胸部や内臓へと走行しています。
特に横隔膜にも関わっており、呼吸との関係が非常に深いのが特徴です。
そのため、首がガチガチに固まってしまっていると、迷走神経の働きが弱まり、呼吸の浅さや息苦しさにつながることもあるんです。
“首のケア”が迷走神経を整えるカギ
首の筋肉が硬くなってしまう原因はさまざまですが、
・呼吸が浅くて肩で息をしている
・姿勢の悪さで首に負担がかかっている
などが考えられます。
この負のサイクルを断ち切るには、首の筋肉をやさしくほぐすことが効果的です。
テニスボールやストレッチポールを使って、強すぎない刺激でアプローチしてみましょう。
※マッサージガンのような強い刺激は逆効果になることもあるのでご注意ください。

さいごに
迷走神経の働きは、心と体のリラックスに深く関わっています。
「最近ちょっと息苦しい」
「胃腸の調子が悪い」
「眠りが浅い」
そんな方はぜひ一度、首のケアや呼吸を見直してみてください!