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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

足の張りや疲れが気になる方へ|足首の柔軟性を見直す3つのケア方法

今日は「足の張りや疲れがなかなか取れない…」という方に向けて、足首の動きを見直す重要性についてお話していきます。

足首は、実は立つ・歩く・しゃがむといった日常動作において、とても大切な関節です。それなのに、意外と見落とされがちなポイントでもあります。

特に「足の張り」や「ふくらはぎの疲労感」が気になる方は、足首の柔軟性が落ちているサインかもしれません。

今回は、そんな足首のケアについて、わかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

目次

足首の硬さが足の張りや歩き方に影響する理由

足首は、地面に最も近い大きな関節です。
この足首の動きが悪いと、立ち方や歩き方に大きな影響が出ます。

特に「背屈」という、足首を起こす動きが制限されていると、しゃがみにくくなったり、歩幅が小さくなったり、膝や股関節をねじるような歩き方になってしまいます。

その結果、

  • 小股で歩く「ペンギン歩き」になる
  • 足の筋肉に無駄な負担がかかり、足がすぐ張る
  • 筋肉が硬くなってつりやすくなる

といったことが起こりやすくなります。

足首の柔軟性を取り戻す3つのケア方法

足首の背屈制限を改善するには、以下の3つのステップがおすすめです。

前側の筋肉(すね側)をほぐす
足首を起こしたときにしわが寄る部分を、手やボールなどでやさしくほぐしてみてください。
特に「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」が硬くなっていると、足首がうまく起きなくなってしまいます。

後ろ側(ふくらはぎ〜アキレス腱)をほぐす
ふくらはぎやアキレス腱がガチガチだと、ストレッチしても伸びにくくなってしまいます。
まずはマッサージやボールなどで、しっかりほぐすところから始めましょう。

足首を伸ばすストレッチをする
おすすめは、階段の段差を使って足の前半分だけを乗せ、かかとをゆっくりと下ろしていく方法です。
足首の可動域が広がっていく感覚が得られるはずです。

このときに気をつけたいのが、膝とつま先の向きです。
必ずまっすぐ正面を向くように揃えてください。

足首が硬い人は、つま先が外に逃げてしまう癖があるため、最初は違和感があるかもしれません。
ですが、膝とつま先の向きをそろえたまま、じっくりストレッチを行うことが大切です。

足首の硬さが姿勢全体に与える影響

足首の柔軟性が失われると、姿勢にも悪影響が出てきます。

たとえば、膝が「半張膝」という伸びきった状態になったり、股関節にうまく重心が乗らなくなったりします。
その結果、骨盤が前傾して反り腰やスウェイバックの姿勢になってしまうことがあります。

またその逆に、反り腰や猫背といった姿勢のクセが原因で足首が硬くなるというケースもあります。
これは「上行性の連動」「下行性の連動」と呼ばれ、それぞれが影響し合っているんですね。

いずれにしても、足首の動きは全身のバランスに直結する重要な要素です。
だからこそ、ケアしておいて損はありません。

さいごに

足の張りや疲れがなかなか取れないという方は、まず足首の柔軟性を見直してみてください。

  • 足首の前側をほぐす
  • 後ろ側(ふくらはぎやアキレス腱)をほぐす
  • 正しいフォームでストレッチする

この3ステップを意識することで、歩きやすさや姿勢の変化を感じられると思います。

目立たないけれど、とても重要な関節。それが足首です。

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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