背中の痛みを感じたことはありませんか?
肩こりや腰痛ほど注目されないけれど、「背中だけがつらい」というお客様の相談も意外と多いんです。
今回は、そんな背中の痛みが出やすい人の特徴と、その改善ポイントについて解説します。
ぜひ最後までご覧ください!
背中の痛みの原因① 姿勢の崩れ
まず多く見られるのが、姿勢の問題です。
特に「スウェイバック」や「反り腰」といったタイプの姿勢は、背中に大きな負担をかけます。
スウェイバックでは、骨盤が前方にスライドし、上半身が後ろに倒れたような「くの字」姿勢になります。
この状態で過ごしていると、背中の筋肉や胸椎(背中の背骨)に負荷がかかり、痛みにつながります。
反り腰では、骨盤が前傾し、胸を張るような姿勢になります。
腰を反らせる力に引っ張られ、背中もグッと起き上がるような状態に。
これも背中への負担が大きく、筋肉の緊張や痛みを引き起こします。
背中の痛みの原因② 呼吸の浅さ
呼吸が浅い人も、背中に痛みを抱えやすい傾向があります。
特に「息をうまく吐けていない人」は、肋骨が動かず、肋椎関節(肋骨と背骨の関節)が固まりやすくなります。
この関節の動きが減ると、周囲の筋肉がどんどん硬くなり、結果として背中の痛みへとつながります。
深い呼吸をすることは、背中の動きや柔軟性を保つためにも重要です。
背中の痛みの原因③ 腹筋の弱さ(使えていない)
意外かもしれませんが、腹筋をうまく使えていない人も背中を痛めやすいです。
腹筋が弱いと、骨盤を正しい位置に保てず、姿勢も崩れがちになります。
反り腰の場合、腹筋が使えるようになることで、骨盤の前傾を抑え、腰の反りをサポートできます。
スウェイバックでは、腹筋を使うことで骨盤を後ろに引き戻し、体を正しい位置に整えることができます。
さらに、腹筋を使うことは呼吸の改善にもつながります。
そして“相反神経抑制”という体の仕組みにより、腹筋がしっかり働くと反対側の背中の筋肉がゆるみやすくなるんです。
これは自然な神経の働きによるもので、腹筋が活性化されることで、背中の緊張が取れていくという流れになります。
さいごに
背中の痛みが気になる人には、以下の3つの要素が関係していることが多いです。
1・スウェイバックや反り腰といった姿勢の崩れ
2・息をしっかり吐けないなどの呼吸の浅さ
3・正しく使えていない腹筋の弱さ
これらの要素はそれぞれがつながっていて、どれか1つを改善することで他の問題にも良い影響が出ることが多いです。
「背中がつらい」と感じている方は、ぜひこの3つのポイントに目を向けてみてください!