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おかだこうき
岡山整体リソル代表
柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

肩こり・腰痛・冷え・睡眠の悩みが重なったときの対応法|施術の優先順位の考え方

今回は、肩こり・腰痛・足の冷え・睡眠の質の低下といった、複合的なお悩みを抱えていたお客様へのアドバイスについて紹介します。

症状がひとつだけでなく、いくつも重なっている方は多くいらっしゃいます。

今回はそんな複雑なケースに対して、どのように施術や生活指導を組み立てていくか、その流れを共有できればと思います。

目次

姿勢や筋肉の状態から見えたポイント

お体を拝見すると、スウェイバック姿勢が目立っていました。

デスクワークの影響もあり、肩や腰が固まり、全体的に筋肉もうまく使えていない印象でした。

また体格が細めで、1日の摂取カロリーもかなり少なく、代謝が落ちている状態でした。

こうした状態では、足の冷えが出てきやすく、姿勢や筋肉のバランスだけでなく代謝や内臓の働きにも注目する必要があります。

睡眠の質の低下とその背景

睡眠に関して詳しく伺うと
・明日の予定を考えてしまう
・仕事のことを思い出して寝つけない
といった、思考が止まらない状態が続いていました。

お布団に入っても1時間以上眠れず、朝方まで寝つけない日もあったそうです。

このような状態では、いくらエクササイズを行っても体がうまく反応できません。

なのでまずは睡眠の質を改善することを最優先にお話させていただきました。

具体的に行ったアプローチ内容

・呼吸へのアプローチ(横隔膜の動きを促す)
・自律神経調整
・胃の状態の確認とケア(みぞおちの圧感あり)

特に、横隔膜の動きを高めることで迷走神経への刺激が加わり、リラックス効果が高まります。

迷走神経を介した首へのアプローチも合わせて行いました。

1回目の施術後の変化と今後の見通し

今回は初回の施術でしたが、施術後には「リラックスできた」と実感いただけました。

今後はまず、睡眠の質が少しでも改善されるかどうかを確認し、変化があれば、胃腸の働きや食欲も徐々に回復してくると考えています。

朝が苦手ということでしたので、朝食が少しでも取れるようになることをひとつの目標にしています。

筋トレや姿勢改善は後回しでOK

現時点では、姿勢改善や筋トレは優先順位が高くありません。

まずは「食べられるようになる」「眠れるようになる」という体の土台づくりを優先します。

代謝が上がってきたタイミングで、姿勢改善や筋肉の活性化、痛みの改善に向けたアプローチを始めていきます。

アプローチの優先順位は人それぞれ違う

今回のように、症状が複雑に絡み合っているケースでは、何から始めるかがとても重要です。

代謝がある人なら、運動からスタートするのも良いかもしれません。

でも、体力が落ちている方は、まず体を回復させることが最優先です。

SNSでは単発の対処法が切り取られやすいですが、実際の施術現場では、その人の体質やライフスタイル、性格に合わせた「ステップ」が必要です。

さいごに

今回の内容が、同じように複合的なお悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。

「私もこういう状態かも」と思った方は、ぜひ一度ご相談ください◎

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執筆者

おかだこうきのアバター おかだこうき 岡山整体リソル代表・柔道整復師

柔道整復師の国家資格を取得後、大阪の整形外科で勤務。病院では骨折や捻挫などの外傷の処置、麻痺や手術後のリハビリを医師と連携し対応してきました。プロ野球選手のトレーナーや同業者へのセミナーも開催し知識・技術・経験を磨いていきました。姿勢の調整に力を入れており、肩こりや腰痛など慢性的な痛みを根本からの改善に導きます。これまでの経験で予防の大切さに気づき、自律神経の調整や栄養のアドバイスなどトータル的な健康のサポートもしています。

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