「姿勢改善にはヨガがいいって聞くけど、実際どうなの?」
そんな疑問を持っている方、多いのではないでしょうか。
YouTubeやSNSでは「姿勢改善ヨガ」という動画がたくさんあるし、「これで猫背が治った!」なんて声も見かけますよね。でも、本当にヨガをやるだけで姿勢は改善するのでしょうか?
今回は、整体師の視点から「姿勢改善とヨガの関係」について、正直にお話ししていきますね。
結論:姿勢改善とヨガは「別物」として考えよう
まず結論からお伝えすると、姿勢改善とヨガは別物として考えてほしいんです。
「別物」といっても、ヨガが悪いという意味ではありません。僕自身もヨガはやっていて、本当にいいものだと思っています。
大事なのは、どんなアプローチで、何を提供しているかなんですよね。
ひとくちに「ヨガ」といっても種類はさまざま
ヨガにもいろんな種類があります。
- ホットヨガ
- マタニティヨガ
- 自宅でできる姿勢改善ヨガ(YouTube動画など)
- 姿勢改善を謳うインストラクターのレッスン
これはヨガに限らず、整体でも同じことが言えます。いろんな考え方やアプローチがあるんですよね。
だからこそ、「ヨガがダメ」「整体がいい」という単純な話ではなくて、実際に何をするかがめちゃくちゃ大事なんです。
僕が考える「姿勢改善の4ステップ」
姿勢改善において、僕が重要だと考えているステップをご紹介しますね。
ステップ1:正しい姿勢と今の姿勢を把握する
まずは現状を知ること。自分がどんな姿勢になっているのか、理想の姿勢とのギャップを理解することが出発点です。
ステップ2:呼吸を改善する
次に重要なのが呼吸の改善です。お腹がしっかり使えるようになり、胸郭がある程度動かせるようになることで、体の土台が整っていきます。
ステップ3:背骨と骨盤を安定させるエクササイズ
呼吸が整ったら、背骨と骨盤を安定させるためのエクササイズに取り組みます。
ステップ4:可動域の確保と筋力の向上
最後に、可動域を広げたり筋力を高めたりして、姿勢を安定・修正していきます。
SNSでよく見る「姿勢改善ヨガ」の特徴
YouTubeやSNSで見かける「姿勢改善のヨガ」は、こんな内容が多いですよね。
- 猫背の人 → 胸椎を伸展させる
- 反り腰の人 → 腹式呼吸をしっかりする
- ストレートネックの人 → 首・肩をほぐすストレッチ
これらの動き自体は悪いものではありません。ストレッチや可動域を広げることは、姿勢改善においても絶対に大事な要素です。
ただし、自分の体に合ったメニューを、正しいステップで取り入れられているかどうかが重要なポイントになります。
注意点:言葉に惑わされないで
世の中には、いろいろなキャッチーな言葉があふれています。
- 姿勢改善のヨガ
- 筋膜
- 骨膜
- 神経整体
ダイエットや痛みの改善、美容の分野でも同じですよね。広告やチラシ、SNSで「種を変え、品を変え」さまざまな情報が発信されています。
それらを全否定するわけではありませんが、理論的に、そして実際に自分の体に合うかどうかをしっかりチェックしてみてくださいね。
まとめ:理解した上で取り組めば、ヨガは全然OK
姿勢改善のヨガがダメなわけではありません。理解した上で取り組むなら全然OKです。
大切なのは、「姿勢改善のヨガ」というタイトルの動画をやったからといって、それだけで姿勢が改善するかは別の話だということ。
今日やってほしいこと1つ
まずは鏡の前で自分の姿勢をチェックしてみてください。横から見たとき、耳・肩・腰・くるぶしが一直線になっているか確認してみましょう。
自分の体に合ったアプローチを見つけて、少しずつ取り組んでいきましょうね。

