今日は、姿勢で大切なのは見た目よりも機能ということについてお話していきたいと思います。
もちろん見た目も大切なのですが、それにとらわれすぎないでいただきたいというポイントをお話していきます。
よくある勘違い:猫背を嫌がって胸を張り続ける危険性
まず、よくある勘違いとして、猫背が嫌だから胸を張り続けるとか、肩甲骨を寄せ続けるというものがあります。これは実は体の負担になってしまいます。
このように見た目を過度に気にしすぎるがあまり、機能が低下してしまっているパターンが非常に多く見られます。正しい知識がなければ姿勢改善もあらぬ方向に向かってしまうことがありますので、これから姿勢を改善していきたい方はぜひ参考にしていただければと思います。
猫背を嫌がって肩甲骨を背中の方で寄せている姿勢や、胸をぐっと張る姿勢、また顎を引く姿勢、こういったところを続けてしまうと様々な問題が起きてしまいます。
筋肉への悪影響:背中の筋肉が縮こまりっぱなしに
背中の筋肉である僧帽筋という背骨と肩甲骨の間にある筋肉や、肩こりを起こす原因の多くとなる僧帽筋、これらが収縮したまま、縮こまったままになってしまいます。
これらが収縮し続けてしまうと、僧帽筋はかなり大きな筋肉なので、肩甲骨の動きや背骨の動きに悪影響を与えてしまいます。
可動域制限を作ってしまいますし、菱形筋の短縮があれば肩甲骨が寄るような状況になってしまうため、不自然に胸を張るような癖がついて肋骨が開いてしまったり、前鋸筋という脇腹にある筋肉が使いにくくなってしまうため、肩甲骨が不安定になってしまいます。
肩甲骨が不安定になってしまった結果、肩の関節の機能が落ちてしまうため、トレーニングやスポーツをしていて肩の痛みにつながってしまうケースもあります。
見た目も大事だけど、機能的な美しさを目指そう
見た目ももちろん大事なのですが、間違った意識の方法で「これが綺麗かも」という認識で意識を続けてしまうと、機能が低下してしまうパターンを数多く見てきました。
皆さんに目指していただきたいのは、もちろん見た目も大事なのですが、反り腰やスウェイバックによるぽっこりお腹を改善したり、ストレートネックによって起きていた二重顎やフェイスラインのたるみ、こういったものを改善することは非常に大事なのですが、機能的にも綺麗な姿勢を目指していただきたいということです。
理想的な姿勢とは?重心線と背骨のカーブがポイント
機能的に良い姿勢はどういう状態なのかというと、横から見た時の重心線が耳と肩と骨盤の横にある大転子という部分、そして膝とくるぶしがざっくりと一直線になる姿勢が理想の重心線だと言われています。
背骨のカーブをなくしてしまうような胸の張り方や肩の引き方をしてしまうと、呼吸の浅さや背骨の連動性の悪さ、こういったものにつながってしまうため、背骨のカーブが適切にあることも非常に重要です。
重心線や背骨のカーブ、そしてある程度の肩甲骨や背骨、股関節といった体に大きな影響を与える部分の柔軟性、そして筋力をぜひ意識的に確保していただきたいと思います。

正しい姿勢作りの難しさと専門家への相談の重要性
やはり正しい姿勢を作るのは非常に難しく、自分で思っていた姿勢、綺麗だと思っていた姿勢を写真で撮ってみると、「胸を張りすぎている」とか「反り腰を強くしてしまっている」という状況になっている方が非常に多くいらっしゃいます。
現在は様々なYouTubeでセルフケアの動画、猫背の改善や反り腰の改善、ぽっこりお腹の改善など、調べると色々出てくるのですが、そもそも皆さんの体の不調の原因を知るということが非常に重要なポイントです。
分からない方は専門家にご相談いただいたり、お近くの信頼できる整体や整骨院で分析やチェックをしてもらうことが非常に重要だと思います。スタート地点で迷子にならないようにしていただければと思います。
まとめ:機能性と美しさを両立した姿勢改善を
姿勢改善において大切なのは、見た目だけでなく身体の機能も考慮することです。間違った方法での姿勢改善は、一時的に見た目が良くなったように感じても、長期的には身体の不調を招く可能性があります。
正しい知識に基づいた姿勢改善により、美しさと機能性を両立した理想的な姿勢を手に入れていきましょう。自己流での改善に限界を感じている方は、ぜひ専門家にご相談ください。