今日は「正しい歩き方のポイント」についてお話していきます。
最近は、散歩を始めた方や「歩き方ってこれで合ってるのかな?」と気になっている方も増えてきました。せっかく歩くなら、体にとっていい歩き方を知っておくと効果が全然違います。
今回は、難しい専門用語は抜きで、日常で意識しやすいポイントを3つに絞ってお伝えしていきます。
ぜひ最後まで読んでみてください!
1. つま先と膝の向きをそろえて着地する
まず1つ目は、歩くときの「つま先」と「膝」の向きです。
よく見かけるのが、つま先が外を向いていて膝が内側に入る「ニーイン・トゥーアウト」と呼ばれる歩き方。これは関節や筋肉に負担がかかりやすく、姿勢の崩れにもつながります。
歩くときは、進行方向に対して「つま先」と「膝」がまっすぐ揃うように意識してみてください。
最初は違和感があるかもしれませんが、これを意識するだけでも体への負担が大きく変わってきます。
2. おへその下に軽く力を入れる
2つ目のポイントは「おへその下」に軽く力を入れる感覚を持つことです。
反り腰やスウェイバック(上半身が後ろに傾いた姿勢)の人は、歩くときにお腹が前に突き出たような姿勢になりやすいです。そうすると背骨がうまく動かず、腕を振っても連動が起きにくくなります。
そんな時は、息をフーッと吐ききったときにおへその下に入る“軽い力”を思い出してください。
腹筋をガチガチに力む必要はありません。あくまで「軽く力が入る感じ」を意識して歩くだけで、体幹が安定しやすくなります。
3. 余裕があれば、大股で歩いてみる
最後は、余裕があれば「少し大股で歩いてみる」ことです。
大きな歩幅で歩くと推進力が生まれ、腕をしっかり振る必要も出てきます。その結果、肩甲骨や背骨、股関節までしっかりと動くようになり、可動域の向上や全身の連動につながっていきます。
ずっと大股で歩く必要はありません。30分の散歩の中で、30秒ほどだけ大股で歩いてみて、また普通の歩幅に戻す。その繰り返しだけでも十分に効果があります。
さいごに
歩くことの健康効果は、みなさんご存じの通りたくさんあります。でも、歩き方を少し工夫するだけで、その効果をもっと引き出せるんです。
ぜひ今日ご紹介した3つのポイントを、散歩や日常生活に取り入れてみてください。
- つま先と膝を進行方向に揃える
- おへその下に軽く意識を向ける
- 余裕があれば30秒ほど大股で歩く
この3つを意識するだけでも、体の使い方がガラッと変わります。
歩き方に不安がある方や、もっと効果的な散歩をしたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。